ヴァインバックDomaine Weinbach凛とした芯のある女性を思わせるワインヴァインバックは、フランスを代表するワインガイドである「レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス」で3ツ星に格付けされています。フランスの100以上もの生産者を格付けしているため、星付き生産者に選ばれることは非常に栄誉なことです。そして、アルザスの3ツ星生産者の中でも特にピュアでエレガントな味わいでおすすめしたい、一押しのドメーヌです! ヴァインバックの歴史ヴァインバックは、1612年にアルザス地方カイゼルスベルグ地区にカプチン派の修道僧たちによって創立されました。ドメーヌ名は「ワインの小川(Bach)」という意味があります。フランス革命時、ドメーヌは国有財産として売却され、1898年にファレール家の兄弟がドメーヌを取得。その後、二代目として彼らの息子・甥にあたるテオが継承しました。 テオはアルザスワインの品質向上に努め、熱心な支持者としてアルザスAOCの認可に尽力。比類ないアルザスのテロワールや品種の魅力を訴え続けました。テオが亡くなった1979年からは妻のコレット、娘のカトリーヌとローランスがドメーヌを継承。現在はカトリーヌを中心として、次男テオが栽培、長男のエディが輸出を担当しています。 テロワールを表現するワイン造りドメーヌでは、1998年から一部ビオディナミ栽培を導入し、2005年から全面実施しています。剪定の段階で収量制限を行い、収穫はブドウが完熟するまで待って、出来るだけ遅く手摘み収穫を行っています。良いワインを造るためには、良いブドウが必要との考えのもと、丁寧な畑作業が行われています。 醸造ではブドウやテロワールの表現を最優先。やさしくゆっくり圧搾し、1,500~6,000Lのオーク古樽(50~60年使用)で発酵。ゆっくりと長く発酵させることでワインの複雑味や深みが増すため、天然酵母のみ使用しています。 歴史ある区画「クロ・デ・カプサン」クロ・デ・カプサンは890年の書物にはすでに記述が見られる、歴史ある畑です。同年に后妃リシャルドによってエティヴァルの修道院に寄進され、その後17世紀初頭になると、その一部がカプチン派の修道僧に分け与えられました。その修道僧によって造られた石垣で囲まれた区画がクロ・デ・カプサンです。ドメーヌは5haを独占所有。砂岩、沖積土、花崗岩の砂利で構成される土壌は、温まりやすく、ブドウは他の区画に比べてやや早く熟します。クロ・デ・カプサンからはリースリング キュヴェ・テオなどが生まれます。 |
ヴァインバック Weinbach【3ツ星】
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