鳥居平今村

Toriivilla Imamura

日本が誇る、最高級国産ワイン!　鳥居平今村

日本にいてよかった！　と、心から喜びを感じる、そんな日本が世界に誇るワインをご紹介致します。日本のワインの品質は年々上っていますが、鳥居平今村は格別、感動に値する素晴らしさです！

勝沼最上テロワールの畑を所有し、そこでさらに根性をいれまくった（と自分たちでおっしゃいます）栽培と醸造により、「日本のワインでここまでミネラルのあるワインは他にはない！」と思わせるような、根性ワインが出来あがります。

神様に愛された「鳥居平」のすべてを知り尽くす畑の生き字引

1877年、勝沼で最も古い歴史を誇る造り手の一人、旧・今村醸造所（現：シャトー勝沼）が産声をあげて130年余。第三代当主、今村英勇氏が、130周年にあたって立ち上げた造り手が「鳥居平今村」です。この地で50年以上にわたるワイン造りの歴史を持つ当主今村英勇氏が、その威信と名誉にかけて世に問う「日本のファインワイン」。

他国の模倣ではなく「日本らしさ」を表現する、哲学を持った「人」=今村氏と、日本ではワイン用ブドウ栽培が困難とされる中で、その問題点を見事克服した奇跡の「テロワール」=鳥居平が合わさったとき初めて生まれたのが、この「鳥居平今村」です。
早くも評価は世界レベル。私たち日本人が評価する以上に、ロワールのカリスマ、ニコラ・ジョリー氏はじめ、フランスを代表する醸造家や世界最優秀ソムリエなど、世界の第一人者から称賛を浴びてきました。

日本のモンラッシェとも呼ばれる鳥居平のテロワール

勝沼は日本でもトップの銘醸地とはいえ、世界の畑に比べると、夏の高温や雨が多いという過酷な気候条件の下にあります。鳥居平はそんな勝沼にあって、神がかった自然条件を有します。

南西向きの急斜面の中底部に位置する水捌けの良さと豊富な日照量、日本では珍しいミネラル土壌、富士山からの冷たい風（笹子下ろし）による昼夜の寒暖差。最上のワインを生むのに必要なブドウの栽培条件を完璧に備える、勝沼地区最高峰のテロワール「鳥居平」は、まさに「日本のグラン・クリュ」といっても過言ではありません！

①南西斜面
ドイツ並みに積算温度が低いにも関わらず、勝沼でも有数の絶好の南西向き斜面である為、日照量は豊富で、太陽の恵みを受けた自然な糖度の高いブドウが収穫できます。

②笹子降ろし
勝沼は甲府盆地に位置する為、昼夜、特に夏場の暑さはブドウの減酸の要因になり兼ねません。ところが鳥居平だけは富士山からの冷風、「笹子降ろし」の通り道である為、夜は涼しく、酸度の高いブドウを収穫出来ます。

③急斜面
多雨の気候、日本。雨はブドウにとってカビや水ぶくれの深刻な問題ですが、急斜面の鳥居平は非常に水はけに優れた土壌。凝縮した小粒のブドウが収穫できます。

④礫を含む粘土質土壌
土壌は山が形成される際に出来た粘土質土壌に、礫というミネラルを含む小石があるのが特徴です。よって、ミネラルが豊富で長期熟成に向くブドウが収穫できるのです。畑を歩いていると土はふっかふかです。

～鳥居平リューディ・シリーズ～

ブルゴーニュの銘醸産地のように、区画ごとのテロワールの個性を表現して造られるシリーズ

【菱山】

大部分が西向き斜面に畑が広がる菱山地区にあって、白は菱山地区にある斜面上部(標高500～550ｍ)の真南向き急斜面の【菖蒲沢の丘】と標高350ｍにある【南西塔下割】の畑から、赤は歴史的銘醸畑「菱山鳥居平」にある斜面中腹株(標高430ｍ～460ｍ)の南西向き斜面【南西塔下割】と【中平】の畑をブレンドして造る。
ワインにミネラル感をもたらす礫を多く含む粘土質土壌。冷涼な笹子下ろしの影響に加え、高い標高に位置する畑の為、白・赤ともに毅然とした酸と垂直的なミネラルの輪郭を持つワイン。

【(菱山)鳥居平】

肥沃な勝沼平地の土壌とは異なる、粘土質に礫が混じるミネラル土壌。標高450ｍ(甲州)、470～480ｍ(ブラック・クイーン)の南西向きの日当たりと水はけの良い急斜面。富士山からの冷たい「笹子下ろし」の恩恵を受け、ブドウにはしっかりとした酸が残り、ワインに熟成力を与える。栽培は有機肥料を使用した対処農法(リュット・レゾネ)。

【勝沼鳥居平】

肥沃な勝沼平地の土壌とは異なる、粘土質に礫が混じるミネラル土壌。標高350ｍ～450ｍの南向きの日当たりと水はけのよい急斜面。富士山からの冷たい「笹子下ろし」の恩恵を受け、ブドウにはしっかりとした酸が残り、ワインに熟成力を与える。栽培は有機肥料を使用した対処農法(リュット・レゾネ)。

【柏尾山南方】

GI勝沼「勝沼地区柏尾」の中でも甲州葡萄発祥伝説が残る大善寺の寺領であり、優れた日照条件を持つ＜南向き斜面＞の柏尾山の畑だけを「柏尾山南方」と呼ぶ。肥沃な勝沼の土壌とは異なる、粘土質に礫が混じるミネラル土壌。標高320ｍ～370ｍの南向きの日当たりと水はけの良い斜面。勝沼の中でも、富士山からの冷たい風「笹子下ろし」の影響を最も受け冷涼。ワインはキレの良い涼しげな酸が特徴となる。