ジャン・ポール・エ・ブノワ・ドロワンJean Paul & Benoît Droin誰よりもシャブリのテロワールを知り尽くす3ツ星生産者ドロワン家は1537年には畑を所有し、その後ブドウ栽培を始めていたシャブリの老舗ドメーヌ。ドメーヌはシャブリの中心地を流れるスラン川を渡ってすぐのところにあります。ドメーヌの目の前にはまるでドロワンのためにあるかのようにグラン・クリュ・レ・クロの畑が広がり、ドメーヌは左下、真ん中、右上と3つの区画を所有しています。ドロワンのシャブリは、畑ごとに明確に特徴の差があり、ブノワ自身もそれを意識してワイン造りをし、その差を楽しんでもらおうとしています。また、「レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2019」でも3ツ星を獲得しています。シャブリ・オーセロワ地区で3ツ星を獲得しているのは、ドロワン、ヴァンサン・ドーヴィサ、フランソワ・ラヴノーの3生産者のみです! 現当主14代目のブノワ・ドロワンは、とてもエネルギッシュで、ボーヌの醸造学校で5年、ディジョン大学で2年間を過ごし、卒業後はドメーヌ・ラロッシュとヴァンサン・ドーヴィサで研修。1999年にドメーヌに参画し父である13代目ジャン・ポールと一緒に働き始めました。この頃から、ブノワの考えでニューマティックワインプレスを導入し、樽を使い過ぎない典型的なニュージェネレーションスタイルに移行。以前はフィルターをかけてすぐ瓶詰めしていましたが、現在は2カ月休ませてから9月頃にすべてのキュヴェを1回で瓶詰めするようにしました。他の生産者のように酒石をとるために0度以下にするといった余計な刺激を与えることはせず、4~5度で長時間置いてゆっくり取り除きます。多くの評論家がこれらの変化を絶賛しています。 ボトルの色の違いドロワンの興味深いポイントとしては、同じプルミエ・クリュでも、スラン川を挟んで左岸の畑のものは淡いグリーンのボトル、グラン・クリュがある右岸のものは長熟用の茶色いボトル使用しています。これは右岸のプルミエ・クリュは長く寝かせることで真価を発揮するものが多く、飲み頃まで待って飲んでほしい、というドロワンの思いが込められているためです。 |
ジャン・ポール・エ・ブノワ・ドロワン Jean Paul & Benoît Droin
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