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ポルトガル

Portugal

注目のワイン産地、ポルトガル

「今、最も注目されるワイン産地」。ポルトガルをジャンシス・ロビンソンをはじめとする世界の著名なワインライター達はこう表現します。

EUの経済支援により、ポルトガルのワイン造りは劇的に変化。最新の醸造技術を学んだ新世代の造り手達が、次々と革新的なワインを生み出すに至りました。この状況はワイン消費国にも知れるようになり、最初は安くておいしいワインの生産国として知られ、2000年以降は世界の銘醸ワインに勝るとも劣らない素晴らしいワインを生み出す産地として著名な評論家に認められるようになったのです。

ポルトガルワインの歴史

ポルトガルワインの歴史は古く、紀元前5世紀にはフェニキア人によってブドウ栽培が始められました。8世紀から11世紀まではイスラムの支配により一時停滞しますが、キリスト教徒が領土を回復してから再びワイン造りが盛んになりました。

12世紀にスペインから独立してからもワイン造りは行われ、伝統的な栽培法や醸造法をもとに近代的醸造技術を採り入れることによりポルトガル固有のワインを造りあげてきました。17世紀にはマデイラワイン、18世紀にはポートワインが登場し、これらはスペインのシェリーと並んで世界三大酒精強化ワインと呼ばれています。

20世紀の中盤以降、サラザール独裁政権の下、半鎖国のような状態が続き、ポルトガルワインはそのほとんどが国内で消費されていたため、この時期、ポートワイン、マデイラワインや一部のワインを除きポルトガル産のワインは国際的な舞台からは遠ざかっていました。1974年の「カーネーション革命」の後、1986年のEC(現在のEU)加盟を果たし、ポルトガルワインの市場は国内からヨーロッパそして世界に拡大されていったのです。

ポルトガル Portugal

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シルクのような口当たりが特徴のポートワイン 木樽で平均20年寝かせたワインをブレンドしたポートワイン。色調は薄い茶色、香りは複雑な印象で、ポート香、樽香、スパイス香が感じられます。 味わいもまた複雑性があり、やわらかいアルコールのアタック、際立ったコク、シルクのようななめらかなのど越しが特徴の、格調高い、よくバランスのとれたフル・ボディタイプのポートワインです。 ポート・極甘口

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