伝統を感じる深みのある味わい

ジョゼ・マリア・ダ・フォンセカは、ポルトガルの首都リスボンから南にテージョ川を越えたセトゥーバルに位置し、1834年創業以来、家族経営が続くワイナリーです。ポルトガル3大酒精強化ワインに数えられるモスカテル・デ・セトゥーバル、ポルトガルで最も歴史的なブランド「ペリキータ」を生み出したメーカーで、現在、6代目のアントニオ・ソアレス・フランコが経営を、弟のドミンゴス・ソアレス・フランコがワイン造りを担当しています。

ペリキータ　レゼルヴァは、ペリキータ　オリジナルと比較してよりカステラン種の比率が高く、歴史的なペリキータの味わいを今に引き継いでいます。発酵、マセラシオンは28℃で7日間行われ、樽熟成はフレンチオークとアメリカンオークで8カ月間行われ、収穫の翌年5月にボトリングされます。

バニラや黒い果実を思わせる複雑な香りが漂い、良質な酸が感じられます。非常にバランスが良く、タンニンはソフトながら凝縮感があり、伝統を感じる深みのある味わいです。