テヌテ・フェッロチントTenute Ferrocinto注目産地、カラブリア州産コスパ抜群ワインカラブリア州はイタリアのつま先の部分に当たり美食の州で、ブドウの起源の土地でもあります。 テヌテ・フェッロチントは、2007年に所有者ノラ家の息子兄弟を中心に設立されました。カラブリア州とバジリカータ州の間に位置し、夏場でも山の上には雪が残る程の2000m級のポリーノ山脈の麓にあります。畑のあるコセンツァ地方カステロヴィッラリは、標高は400m以上と高く、雪とけ水が地中深くに流れるため、ブドウの根は地中深くまで伸びており、様々な養分やミネラルを取り込み、ポテンシャルの高いブドウが造られます。 ラベルには必ず山々が描かれており、それだけポリーノ山脈を大切に思っていることが伺えます。また、東には温暖なイオニア海があり、気温・降雨量・石灰粘土土壌など特有のミクロクリマに恵まれます。畑は昼夜の寒暖差が大きく、雨もピエモンテ並みに降ります。平均気温は高くなりすぎず、トスカーナと同じぐらいです。 標高が高めの為、華やかな香りのなかに酸味がしっかりと残っています。 南イタリアのワインと思って飲まれた方は驚かれるかもしれません。まるで北イタリアのワインのような酸を備えているのです。 古くから現在に至るまで、広大な酪農や果樹園を経営しており、ドイツなどではトップのシェアを誇るカンポヴェルデ社が手掛けるワイナリーです。 カンポヴェルデ社のフルーツはかつて貴族の為にフルーツを作っていた王様の谷と呼ばれる場所にフルーツ畑を持っており、高品質ながら低価格のフルーツを作る会社として知られています。同社のフルーツと同様に、品質が高く手に入れやすい価格のワインを造りたいと考えましたが、自分たちにとってワイン造りは新しい挑戦、やはりプロフェッショナルの手を借りようと、パレルモ大学の紹介で、醸造家マルコ=モンキエロをコンサルタントに加えました。彼は、標高の高さからくる昼夜の寒暖差やミクロクリマ、素晴らしい土壌に惚れ込み、ピエモンテと同じテロワールを感じたといいます。 目標はカラブリアで最高と呼ばれるワインを造り、その後世界に名を馳せるワイナリーになること。酪農や果樹園の利益をほとんどワイナリーへ投資するほど真剣にカラブリアのワインを造り出しています。それぞれの畑にあったブドウを栽培し、最新設備を使うことによりコストパフォーマンスの高いワインを産み出し、世界に向けてカラブリアの魅力を発信しています。 味わい、コストパフォーマンスの良さで、ワイン初心者の方から、プロのソムリエまで、幅広い層の支持を受けています。 |
テヌテ・フェッロチント Tenute Ferrocinto
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