フランソワ・ミクルスキFrançois Mikulskiムルソー最高峰生産者コシュ・デュリ、ルーロ、コント・ラフォンに続く、ムルソーTOP生産者の一人で、白はムルソー村のみに特化しており、テロワールを生かした見事なワインを造り出します。豊富な果実味、極上のミネラルと美しく伸びる酸は、今飲んでも美味しいですが、熟成能力も十分に備えています。クリーンで美しい、モダンスタイルの極上ムルソーは、日本への入荷も少なく、入手は困難を極めます! 1991年、市場に彗星のごとく現れたミクルスキですが、10数年のうちにムルソーTOP生産者の地位を確立しました。それもそのはず、もともとピエール・ボワイヨの畑を管理し彼の古樹のある区画を引き継ぎ、好立地の畑から極上のワインを生み出しているのです! 彼のワインはエレガントで引き締まった印象で、樽のアクセントをつけたり、バトナージュを多用したりという飾り付けは皆無です。ブドウの良さを素直に表現するため、醸造工程ではできるだけ人の介入を減らす造り方を心がけています。白は天然酵母を用い、冬は6~8℃に保たれるという岩盤を掘った地下のカーヴで3~4カ月かけて発酵。その後、熟成はオーク樽で12カ月以上、樽のニュアンスが出過ぎないように新樽比率は20%以下に抑えています。密度の高いミネラルと、オイリーさが絶妙! 美しいブルゴーニュの白がお好きな方は絶対に買いですよ!! ミクルスキとはディジョン出身のフランソワ・ミクルスキは、ブドウの栽培とワイン醸造を学ぶため、ボーヌのエコール・ヴィニコールへ通った後、5カ月間、カリフォルニアのカレラで研修し、1984年から1991年までムルソーで彼の叔父にあたるピエール・ボワイヨの畑の管理を担当しました。同年、叔父からブドウ畑を賃借し、自分のドメーヌをスタートさせました。畑の面積は、1997年に7.07haまで拡大し、2000年には国道近くの建物およびセラーを購入しました。 シンプルなラベルデザインラベルは長く、1978年シャトー・ムートン・ロートシルトのラベルにも使用された、カナダ人画家ジャン・ポール・リオペルの描いた「コート・ソヴァージュ」という作品が使われていましたが、彼の死去に伴って使用を取り止めました。2005年からチョークでの文字をイメージしたシンプルなものに変わっています。何の装いもなく必要最低限な情報だけ、大切なのは中身であって外見ではないという意思が見られます。 ワイン哲学誠実さ、上品さ、そして純粋さ、これらを全て引き出した品質にこだわります。栽培に対して誠実に。誠実さというのは相手を敬い接することから生まれます。人を育てるのと同じようにブドウの木にもたっぷりと愛情を注がなくてはなりません。醸造は上品に。上品さは用意周到に準備することにより得られると言っても過言ではありません。どれだけブドウを健全な状態に保てるかが必須条件です。 純粋さは全ての要素がプラスの方向に働き、頂点に達した時に生じるものです。ブルゴーニュワインは今日の私達の理解を遥かに超え、理屈では到底証明できない代物です。良いワインの定義とは何でしょうか。実は簡単です。グラスが、そしてボトルが空になることです。エレガンスとミネラル、ほど良い肉づきと豊かな果実味をお楽しみください! |
フランソワ・ミクルスキ Francois Mikulski
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