ラバヤ・ディ・ブルーノ・ロッカRabaja di Bruno Roccaブドウの樹を理解し、尊重すること1958年、現当主ブルーノの父フランチェスコと、母マリア・アデライドがバルバレスコ村中心部から現在のラバヤの地に移住したことから始まりました。当初はブドウ栽培農家として、協同組合や近隣のカンティーナにブドウを販売していましたが、ブルーノへ代替わりした81年からボトリングを開始しました。 30年ほどの若い醸造所ながら、今や世界中が認める、バルバレスコを代表する造り手となりました。 「本当のところ、ブドウの樹は良いワインを造ることに興味なんてない。彼らはただ自然のサイクルにならって、生きて実を結ぶだけ。私たちの仕事は、彼らと同じ目線に立ち、同じ場所に身を置いて考えること。それが人間の手を介入させる正しい時期を理解する唯一の方法であり、そうすることで、素晴らしいワインを造るための最高のブドウを得ることができるのだ。」 「テロワール」の概念を一早く習得30年前、バルバレスコにはテロワールという概念は存在せず、畑ごとの土壌の違いやミクロクリマの違いをワインに表現する、という考えを持つ造り手は皆無でした。それゆえ、年に数回ブルゴーニュへ渡り、土壌の扱い方、栽培、醸造を学んできたブルーノが、他を圧倒するワイン造りに成功したことは、当然の出来事かもしれません。 「バリックの導入もブルゴーニュの影響だ。でも勘違いしないで欲しい。バリックの香りは大嫌い。ブドウに力があるからバリックが必要になる。これは自然なことだ。バリックの風味ではない。バリックの酸素供給能力が必要になる。36カ月以上熟成、乾燥させたバリックは香りもタンニンも控えめ。酸素をある程度供給しながら発酵、熟成させることだけが重要なんだ」と彼は語ります。 新しい世代へと繋ぐ伝統今日、ブルーノの2人の子供、ルイーザとフランチェスコが加わり、ルイーザはマーケティングを、フランチェスコは栽培・醸造を行っています。2012年が初リリースとなった単一畑「Curra」は、フランチェスコの最初のワインとして、ブルーノの最初のワインと同じエチケットが採用されています。 2017年11月10日、ルイーザさんにお越しいただき、スタッフセミナーをしていただきました! 初リリースとなった「Curra」も試飲し、息を呑むほど繊細でエレガントな味わいに、ただただ感動するばかりでした。 「自分たちの歴史を信じて自分たちの土地をリスペクトし続けること」を信念とし、世代が交代してもなお、ますます進化しつづけています! |
ラバヤ・ディ・ブルーノ・ロッカ Rabaja di Bruno Rocca
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