ヴァイングート・ヒルシュWeingut Hirschテロワールをボトルに詰めたようなワインヒルシュは、ニーダーエスタライヒ州、カンプタールDACにあります。ワイナリーは格調高い16世紀バロック式の大建築物で、パッサウ(ドイツ)にある修道院が所有していましたが、ヒルシュ家が1878年に引継ぎました。 5代目のヨハネスは、カリフォルニア、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカなど新世界の国々で研鑽を積み、1995年から栽培と醸造の指揮をとっています。外の世界を見てきたからこそ、オーストリアならではの品種グリューナー・ヴェルトリーナーとリースリングの大切さに気付いたといいます。ハイクオリティなワインを造るためなら何でも取り入れるポジティブな性格から、いち早くスクリューキャップをプレミアムワインに取り入れたことでも知られています。 ヒルシュの理想とするワインは「純正」。 完全に健康的、無傷できれいなブドウのみを使用します。 ブドウは全て手摘みで収穫し、傷が付かないよう小さな木箱で運ばれます。「特徴のあるワインは優れたブドウ園の成果」であり、土壌、天候状態が最高品質条件を作り出しています。 2006年からビオディナミに転換し始め、2009年からオーストリア独自のビオディナミ認証団体「リスペクト」の認証を受けています。 「グリューナー・ヴェルトリーナーにはレスとロームの土壌が、リースリングには原成岩土壌などの古い地層が向く」と言うヨハネスが造るのは、いずれもテロワールをボトルに詰めたようなワインです。 <ラム> <ハイリゲンシュタイン> <ガイスベルク>
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ヒルシュ Hirsch
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