ドクター・ローゼンDr.Loosenドクター・ローゼンは、ベルンカステルにある、200年の歴史を誇る醸造所で、数多くの国際大会で高い評価を獲得しています。 1988年1月、家業を継いだ「ドクター・ローゼン醸造所」の現当主エルンスト・ローゼン氏は、接木をしていない平均樹齢50年以上の古樹を使用すること、最上級の畑を所有することが、世界に通用する素晴らしいワインを造るための絶対の条件であるとし、次々と革命を起こしました。 ブドウの収穫量を半分に減らし、化学肥料の使用を一切止め、有機肥料を用いた最新農法を取り入れるなど、昔ながらの素朴な醸造法を取り戻しました。 「リースリング・ルネッサンス」の実現に向けて、今やドイツ国内にとどまらず、世界中で活躍する彼の功績は高く評価され、2001年「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」(ゴー・ミオ誌/ドイツ)、2005年3月「マン・オブ・ザ・イヤー」(デカンター誌/イギリス)に続いて、9月には「ホワイトワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」(インターナショナル・ワインチャレンジ2005/ロンドン)に選ばれました。 ドイツワイン初受賞という快挙を成し遂げたエルンスト・ローゼン氏は、「私の受賞は、リースリングが世界に評価されたということ。喜びの感じられるワインを造り続けたい」と語っています。 GG(グローセス・ゲヴェックス)シリーズエルンストさんの曽祖父の時代、モーゼルのリースリングは1000Lの木樽で長期熟成させた辛口リースリングが名を馳せていました。品質の良いものは樽で20年以上も熟成させていたとか。かつてのレシピを手に入れたエルンストさんは、醸造所を継いで間もなくヴェーレナーゾンネンウーアの辛口を1樽拵え、そのレシピで20年以上樽熟成させたものを2004年にテイスティング。酸化のニュアンスは全くなく、素晴らしい熟成をしていたことから、かつてのレシピでモーゼルの辛口リースリングを復興させることを決意。2008年からGG(ローセス・ゲヴェックス=辛口の特級畑ワイン)シリーズをスタートさせました。樹齢100年以上の自根の、貴腐菌のついていない健全なブドウのみを使用し、大樽で熟成させる(バトナージュはしない)ことをルールとしています。
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