ドクター・ローゼン　ヴェーレナー　ゾンネンウーア　リースリング　GG　アルテレーベン　2020

青色粘板岩の特級畑が生む、繊細さとエレガンス極まる一本！

ドクター・ローゼン醸造所の当主エルンストさんの曽祖父の時代、モーゼルのリースリングは大樽で長期熟成させた辛口リースリングが名を馳せていました。品質の良いものは樽で20年以上も熟成させていたとか。エルンストさんは、かつてのレシピを手に入れ、モーゼルの辛口リースリングを復興させることを決意。2008年からGG(グローセス・ゲヴェックス＝辛口の特級畑ワイン)シリーズをスタートさせました。樹齢100年以上の自根の、貴腐菌のついていない健全なブドウのみを使用し、大樽で熟成させることをルールとしています。

中部モーゼルの銘醸のひとつ、「日時計」の名をもつ特級畑。青色粘板岩土壌で、桃のような芳醇な果実味と、独特のエレガンスを備えたワインが生まれます。樹齢100年以上の古樹のブドウを使用し、1000Lの大樽で1年熟成後、瓶熟を1年行ってからリリースされています。

青リンゴのような透明感のある果実味とミネラル感がグラスから飛び出し、時間が経つにつれてライムや洋梨、余韻にはミカンやはちみつのようなニュアンスが感じられます。非常にドライでエレガント、宝石のように研ぎ澄まされた味わいです。10年以上の熟成を可能にするでしょう。