ニュダンNudantニュイからボーヌまで畑を拡げるラドワ・セリニィの老舗ニュダンはラドワ・セリニィに代々続く造り手です。初代ギョーム・ニュダンは最後のブルゴーニュ大公シャルル公の時代に、アロース・コルトンですでにブドウを栽培していたそうです。ニュダン家は18世紀の半ばにラドワにブドウ畑を広げ、現在はジャン・ルネとその息子のギョームがコート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌに広がる16haのブドウ畑を管理し、20を超えるアペラシオンのワインを生産しています。 ヴォーヌ・ロマネやニュイ・サン・ジョルジュなど、コート・ド・ニュイのクリマは2005年に入手したもので、栽培はリュット・レゾネで化学合成肥料は用いず、畑を鋤で耕すことにより除草剤の使用も抑えています。赤ワイン用のピノ・ノワールは100%除梗。低温マセレーションの後、アルコール発酵を長い時間かけて行い、発酵の初期にピジャージュをすることでブドウから成分を抽出します。新樽率はヴィンテージとアペラシオンによって異なりますが、毎年3分の1の樽を新品と入れ替えています。 樽熟成期間は12カ月。その後さらにステンレスタンクで4~6カ月の熟成を続けます。こうすることによって過度に樽香をつけることなく、フレッシュな果実味を若いうちから楽しめるワインに仕上げられるというのが、ギョームの考え。ドメーヌでは白ワインも醸造しており、こちらは圧搾後、ステンレスタンクでアルコール発酵を始め、その後、オークの小樽で熟成を行います。 ドメーヌ・ニュダンのワインは赤も白も果実味を重視しています。果実味がいきいきした状態のうちに楽しめるスタイルは、長く熟成を待たなくてもおいしく楽しんでいただけます!また、新たにムルソー、ピュリニー・モンラッシェなど、コート・ド・ボーヌ白の銘醸アペラシオンが加わった発展著しい老舗ドメーヌです。 |
ニュダン Nudant
絞り込み