ドメーヌ・ユベール・ラミーDomaine Hubert Lamy現地クルティエが注目する期待の新星ラミー家の歴史は古く、1640年にサン・トーバン村でブドウの栽培を始めたという記録があります。1973年にドメーヌを設立後、1990年代より畑を拡張していき、現在はサン・トーバン、ピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェに計18.5haの畑を所有しています。現当主であるオリヴィエ氏は、ボーヌの醸造学校を卒業後、カナダで研修し、1995年にはヴォーヌ・ロマネのメオ・カミュゼで働いていた経験を持ちます。 3万本という、驚異的な密植オリヴィエ氏は、2000年より密植栽培を開始し、一部の畑でhaあたり、3万本の密植を行っています。こちらの密植栽培は、1株あたり2房、わずか100gのブドウしか実らないほど樹と樹の競争が激しく、それによって「味の密度」がより高まる、という彼の考えに基づいています。熟成に使う樽は、100年前までブルゴーニュでもよく使用されていたドゥミミュイで、空でも200kgと重く、高価なために廃れてしまったそうですが、「テロワールをより忠実に表現する」という理由で、あえて使用しています。また、バトナージュ(熟成中に澱を撹拌させること)は事実上行わず、一度だけ軽く澱を混ぜる程度です。 オリヴィエ氏が「熟して、フレッシュで、ミネラリー」と表現する、サン・トーバンのテロワールをまっとうに表現したワインは、シャープな酸とミネラルを持ち、厳格といえるほどの偉大さを湛えています。 |
ドメーヌ・ユベール・ラミー Domaine Hubert Lamy
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