パトリック・ジャヴィリエPatrick Javillier歴史あるムルソーの造り手ジャヴィリエ家は、ムルソーで何代も続く栽培農家の家系でありながらブドウ畑の面積は小さく、パトリックの父レイモンは、農作業の傍らワインの仲買人を行っていました。 その後、パトリックは1973年にディジョンの大学で醸造学のディプロマを取得し、翌年1974年に初めて自分の責任のもと、収穫、醸造を開始しました。 ドメーヌは、1980年代から1990年代にかけてブドウ畑を急速に拡大させ、ついにはムルソー、ピュリニー・モンラッシェ、ポマール、そして特級コルト ン・シャルルマーニュも手に入れました。さらには、妻の実家の畑を賃貸耕作し、ペルナン・ヴェルジュレスやアロース・コルトンも手掛けています。 現在はパトリック・ジャヴィリエの娘マリオンがドメーヌ入りし、次のステージへと向かい始めました。ドメーヌの看板である白ワインの醸造は、いまだ父パトリックが譲る気配はないようですが、赤ワインの醸造に関しては2008年から、娘のマリオンが全責任を任されています。赤ワインの造りで特徴的なのは、ピジャージュを行わず、もっぱらルモンタージュで優しい抽出をすること。さらに2009年よりマリオンの発案で、さらに優しいデレスタージュをアルコール発酵の終わりに行うようになりました。 |
パトリック・ジャヴィリエ Patrick Javillier
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