グートルブ・ブイヨGoutorbe Bouillot世代交代で急速に進化し、一躍脚光を集める生産者グートルブ・ブイヨはヴァレ・ド・ラ・マルヌのダムリーに本拠地を置く、レコルタン・マニピュランです。ダムリーは、南向き斜面の畑が広がるマルヌ河右岸に位置し、ちょうどキュミエールの西隣に当ります。ドメーヌの歴史は1730年から続いており、2010年に現当主のバスティアンがドメーヌに参画し、世代交代して急速に進化しています。バスティアンは大学卒業後、著名なシャンパーニュのメゾンで研鑽を積み、パリのクリュッグやロンドンのワインショップで高級シャンパーニュの販売とマーケティングに携わった経歴の持ち主で、造り手のみならず、グローバルマーケットにおけるワインショップと消費者の視点と感性も取り入れた、新時代の意欲的なシャンパーニュ造りを行っています。 1980年から続くソレラによるシャンパーニュグートルブ・ブイヨ最大の特徴は1980年から現在まで37年以上にわたって、毎年丹念に継ぎ足されてきたソレラシステムです。ドメーヌではこれを「永遠のリザーヴワイン」と呼んでいます。スタンダード・キュヴェのシャンパーニュはすべてこのソレラのリザーヴワインをベースに醸造されており、そのスタイルは熟成感とフレッシュ感との絶妙なバランスにあります。「極端に若すぎず、また極端に古すぎない」バランスが最大の個性といえるでしょう。ソレラは、若いヴィンテージがフレッシュ感を、そして古酒のバックヴィンテージが非常に長い余韻をワインに与えます。この二つの効果が合わさることで、味わいの可能性が無限大に広がります。 シャンパーニュで最も古いクロを所有ドメーヌは希少なクロの畑も所有しています。1930年に植樹されたクロのブドウの樹齢は2019年の時点で89年。世代交代のタイミングと重なったこともあり、2010年ヴィンテージで初めてクロのシャンパーニュを仕込みました。そして、6年にも及ぶ熟成を経た2017年に初めてリリースされたのです。「クロ・デ・モネ」と命名されたこのキュヴェは、発売直後から欧米のシャンパーニュ愛好家の間で話題沸騰! SNSでも数多く取り上げられました。 |
グートルブ・ブイヨ Goutorbe-Bouillot
絞り込み