ヴァルニエ・ファニエールVarnier Fanniere特級アヴィズ村のテロワールを表現する妥協なきドザージュ・ゼロの先駆者ド・スーザ、ジャック・セロスといったビッグ・ネームのドメーヌが軒を連ねるブラン・ド・ブランの聖地、アヴィーズ村。その中にあって一際異彩を放つのがこのヴァルニエ・ファニエールです。クラマン村、オワリー村、アヴィーズ村、オジェ村のベストの区画、わずか5haの畑から、完璧な酸とバランスを持つシャンパーニュを生み出します。 1860年からブドウ栽培をしていたファニエール家は、当時大手メゾンへブドウを売っていましたが、1947年、現当主ヴァルニエの祖父であるジーンが自身のシャンパーニュを造ろうと決めたことでドメーヌが始まりました。 素晴らしいシャルドネができる聖地アヴィーズ村のおかげでドメーヌはすぐに成功をおさめ、当初数百本だった生産量は、ヴァルニエの父ギィが継ぐ1959年頃には10000本にまで増加しました。 1989年にドメーヌを継いだ情熱派の当主ヴァルニエは、大学時代の友人、キュミエール村のジャン・バティストらと共にテロワールの体現に全身全霊をこめています。リキュールを全く加えることなく醸されたブリュット・ゼロは、まさにアヴィーズ村のテロワールを再現した逸品。豊かなミネラルの中に豊かなフルーツと球体のようなバランスのアフターを持ちます。 極め付きは、キュヴェ・サン・ドニ! 村の中央、斜面の中腹に位置する、まさにグラン・クリュの中のグラン・クリュ! 1950年、戦後の混沌の中でシャンパーニュの醸造を誰よりも早く再開した祖父に敬意を表し、本来のリュディ名とは別に、グラン・ペール「(偉大なる)祖父」と名付けた0.8haの区画です。ブドウ栽培の北限に位置した極めて冷涼な気候で、チョークの地層からに来る多大なストレスにも関わらず、樹齢60年以上のヴィエイユ・ヴィーニュで構成されています。 「僕の目標はファミリーブランドを世界中で有名にすることだった。今やニューヨークから東京まで、世界中で僕のシャンパーニュが飲まれている、とものすごく誇らしく言える。」 |
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