しっかりとした酸を感じる直線的な味わい

ジャン・マリー・ギュファン氏は、マコンに本拠地を置き、自身のドメーヌ「ギュファン・エナン」を所有する他に、ネゴシアンとしてこの「Verget」も運営しています。

「2019年ヴィンテージは、極端な気候の年でした。冬は温暖で、雨も多く必然的に早めの剪定を行い、春は、霜害が発生し、所有畑(特にマコネ地区)の50％が被害を受けました。夏は、暑さが弱まることなく続き、乾燥が8月上旬にまで続きましたが、マコンでは、8月中旬に少し雨が降りブドウの生育に潤いを与えてくれました。」と生産者は語ります。

こちらはプイィ・フュイッセに隣接するプリッセ地区の区画から造られます。他の区画より熟すのが遅く、最後に収穫されます。平均樹齢50年の古樹のブドウのファーストプレスのみを使用し、木樽(新樽は25％)で2月中旬まで発酵、4カ月間の樽熟成が行われます。

柑橘類や焼いたパンの香りが重なる複雑なアロマ。しっかりとした酸がある直線的な味わいで、心地よい苦みも感じられます。