ウヴェ・シーファーUwe Schiefer元超一流レストランのソムリエ!カルト的な人気を誇る生産者ウヴェ・シーファーは、「シュタイアレック」「パプシェック+コール」「トラウベ」といった超一流レストランでソムリエを務めた後、故郷アイゼンベアクの近く、ヴェルガースドルフでまったくのゼロからワイナリーを起こし、独学で古樹から造るエレガントなブラウフレンキッシュのスタイルを確立した人物です。短期間にも関わらず、トップクオリティのワインを造る恐るべき人物でもあり、一方で人気はカルト級! フラッグシップの畑のワインはリリース前にほとんど予約で完売してしまいます。 超一流レストランでトップソムリエに就いていた彼が、職を投げ打ってゼロからワイナリーをスタートした理由は「ワインウィルスに感染したから」だそうで、シュタイアレック時代にオーストリアワイン担当だったことから、最初は興味あるワイナリーの休みの日に訪ねて歩いていたけれど、そのうち休みの日だけでは足りなくなり、どんどん畑仕事にのめりこむようになっていったそうです。ウヴェはもともと栽培醸造の専門教育を受けていたわけではなかったため、畑仕事を手伝う傍ら、栽培や醸造に関するノウハウを学んだのでしょう。 自然にフォーカスして造るとてつもなくピュアなワインそんな彼の醸造に関してのモットーは「Less is more」。自然らしさにフォーカスを当て、とてつもなくピュアなスタイルのワインを生み出します。畑があるアイゼンベアクはブルゲンラント州で最も小さな栽培地域で、人里離れた静かで純粋な風景が魅力ですが、ワインの評価はいまいちでした。しかし、オーストリア全土のワインを試したウヴェは、アイゼンベアクの畑を見た時に、見事なグリーン・スレート主体に石英の混ざるミネラル豊かで水捌けのいい理想的な土壌、南東、南、南西向きの見事な斜面。高度も日照も含めあらゆる項目が理想的だったことから、ここでワイン造りを行ことを即決しました。畑の面積は22ha。その大部分は赤ワイン用の品種で、主にブラウフレンキッシュが栽培され、ピノ・ノワールとメルローも少しだけ栽培しています。白ブドウはヴェルシュ・リースリング、グリューナー・ヴェルトリーナー、ヴァイサーブルグンダーを栽培。アイゼンベアクはクレイやローム、鉄鉱石が豊富な土壌で、これらはワインに様々なキャラクターを与えます。そして、斜面はブドウをより柔らかくし、酵素や発酵のためのイーストあるいはその他のものを使わずに、無清澄無濾過でワインを造ることを可能にしています。ウヴェの情熱は、彼のワインの中に完全な形で土壌毎のキャラクターを表現することなのです。 |
ウヴェ・シーファー Uwe Schiefer
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