リーズナブルでクオリティ高いオーストリアワイン

トライゼンタールは、オーストリアのドナウ河流域に位置する総面積800haの生産地区で、2006年にDACに認定されました。

フーバー家は、この地でワイン造りを4世代に渡り続け、現在マルクス・フーバー氏が活躍しています。彼は醸造学校卒業後、南アフリカ、ドイツ、アルザス、ハンガリーでの修行を終え、2000年にワイナリーを継ぐやいなや、「ニーダーエスタライヒ州チャンピオン2001」を受賞しました。

畑作りにおいては、ブドウの特徴に多様性を持たせることと、土地からもたらされる特性を守るために、単一クローンの購入をせず、自社畑で優れた古木を接ぎ木で増やす方法を採っています。また、窒素を最低限に抑えた有機肥料を必要最小限に控えることで、生物的にも品質的にも優れたブドウを入手することが可能しています。有機栽培から、次第にビオディナミへの移行も考慮し、トップワインの収量で35hl/ha、グリューナーフェルトリーナーの最もベーシックなワインでも最大収量は50hl/haとなっています。

この地域で栽培される品種は、主にグリューナーフェルトリーナーです。20haあるフーバー家の畑では75％を占め、同じくトライゼンタールDACに認定されているリースリングが約15％、認定されていませんが個性的なワインを生むソーヴィニョンは約5％、その他となっています。