ベティッグBaettig偉大なブルゴーニュを彷彿させる聖域の美へと昇華したファインワインブルゴーニュより冷涼なチリ最南端に位置するマジェコ・ヴァレー。中でも特別なテロワールをもつピノ・ノワールとシャルドネの新たなフロンティア「DOトライゲン」で、ファインワインの歴史にいくつもの偉業を残した天才醸造家が独立! コシュ・デュリ、ルロワ、ヴォギュエ、ルーロなどブルゴーニュの偉大な生産者のワインを彷彿させる聖域の美へと昇華したピノ・ノワールとシャルドネをリリースしました。チーフワインメーカーのフランシスコ・ベティッグは、チリワイン初となる100点満点ワインを3度生み出し、2016年には「世界最優秀醸造家」にノミネート。2011、2017、2018年にはチリ最優秀醸造家に輝くという華々しい功績をもつ彼は、ヴィーニャ・エラスリスのチーフワインメーカーとして世界的に高い評価を博してきました。素晴らしい才能と「グラスに注ぎたいワインの明確なビジョン」を持っており、手掛けたワインで世界最高評価を獲得することで、チリでも世界レベルのピノ・ノワールとシャルドネが造れるということを証明しました。他にもベティッグが手掛けたワインは世界各地で行われたブラインド試飲「ベルリンテイスティング」で何度もボルドー五大シャトーやオーパス・ワンを抜きNo.1に輝くという素晴らしい功績を残しています。 ベティッグ家の故郷でもあるトライゲン村に可能性を見出し、ここにドメーヌを興すという夢を共に叶えるパートナーとして立ち上がったのは、エラスリスで長年共に働いてきた盟友カルロス・デ・カルロス。カルロスの妻もマジェコ・ヴァレー出身であることから、毎年家族で訪れていた土地でもありました。2013年にベティッグの従弟から土地を購入し、植樹を開始。チリ最南端で再びベテッィグ家のストーリーが動き出し、希望に満ちゆく夢への第一歩を踏み出しました。 ブルゴーニュより冷涼なチリ最南端に位置するマジェコ・ヴァレー山と湖、緑豊かな自然に囲まれたチリ随一の景勝地マジェコ・ヴァレーは、ピノ・ノワールとシャルドネに適したクールクライメットとして近年大注目されている産地です。チリの中部から北部にかけては乾燥した大地が広がるのに対し、チリ富士と呼ばれる活火山のジャイマ山を始めとした美しい山々、緑の木々が生い茂る森、豊かな水を湛える湖が広がっています。ワイン産地の中では最も南極に近い冷涼な土地で、真夏の平均気温は27℃程。積算温度も1226℃と約1300℃のブルゴーニュよりも冷涼です。さらに中央部のセントラル・ヴァレー(アコンカグア~マウレ)よりも日照量が約25%少なく、ピノ・ノワールやシャルドネといったブルゴーニュ品種の栽培には最適なテロワールにあります。畑の位置に関しては海寄りや山寄りは寒すぎてブドウがしっかりと熟さず霜害が発生しやすいため、比較的温かい内陸部の土地を選び2013年に植樹を開始しました。現在15haにピノ・ノワールとシャルドネを植樹しています。植樹マッピングを決める際にはブルゴーニュの有名な地質学者フランソワーズ・ヴァニエ・プチ氏に依頼し、徹底的な土壌の調査を行いました。畑の土壌は、火山灰の風化で生成された有機物の少ない痩せた赤い粘土質と、カルシウムを多く含み水はけの良さをもたらす火成岩で構成されており、気候だけではなく土壌に関してもブルゴーニュに近いことが特徴です。 また、北部の乾燥地帯とは異なり年間降水量が約1084mmと十分な雨量があるため、ベテッィグの一部の畑では植樹開始時からドライファーミングを行っています。区画によって樹がある程度育ち根が張ってからは、全ての畑でドライファーミングを行うことが可能になり、今後よりテロワールの個性が鮮明に現れるワインが造られることが期待できます。栽培は除草剤を一切使用せず、なるべく自然な形で行うリュット・レゾネを慣行。元の土地の所有者であり、この土地を知り尽くしたベティッグの従弟ガストン氏が栽培を手伝っています。 ブルゴーニュのトップ・ドメーヌにも引けを取らないこだわりの醸造夢への大きな一歩を踏み出したベティッグですが、所有畑以外にまだ自らのワイナリーを作る余裕がないことから、アルト・マイポにある某有名フランス系生産者の醸造設備を借りる形でワイン造りを行っています(ただし、独立し完全分離した形で)。手摘みされたブドウは陽が落ちて寒くなる夕方18時以降から収穫を行い、深夜にリーファートラックでブドウを10~12℃に冷やしてアルト・マイポにある醸造所まで運びます。 シャルドネは酵素を一切加えずに自然な澱落としだけによる清澄を行うことからも、いかに健全できれいなブドウを使用しているかがうかがい知れます。亜硫酸の添加はプレス後20mg/Lと発酵後30mg/Lのみの最小限に抑え、濾過もせずに旨味を最大限保ちながらボトリングするというナチュラルなアプローチでワイン造りを行っています。ピノ・ノワールは一部全房発酵による長期シュール・リーを行うため、ワインにはしっかりとしたストラクチャーと複雑性が与えられ、濃密さの増すワインになるといいます。亜硫酸の添加は破砕後20mg/Lと発酵後30mg/Lのみの最小限に抑え、シャルドネもピノ・ノワールも、ブルゴーニュのトップ・ドメーヌにも引けを取らないこだわりワイン造りを行っています。 フランシス・ベティッグが拓くカベルネの新境地ジェームス・サックリングでチリワイン史上初の100点満点を獲得した「ヴィニエド・チャドウィック」や「セーニャ」等、世界最上のカベルネと言われる至高のワインを生み出してきたフランシスコ氏が「ベティッグ」からカベルネ・ソーヴィニヨンを新たにリリース! 海岸山脈上にある、冷たい太平洋の海風を受ける「マウレ・コースタ」から、独特な優雅さや、華やかな気品と堅牢さを備える「コス・デストゥネル」や「ピション・ロングヴィル・バロン」を彷彿させるワインを生み出しています。 マウレ・コースタのテロワールの魅力は、ボルドーやブルゴーニュより涼しいという理由だけではありません。海岸山脈に由来する花崗岩、チリ最古の産地ゆえの樹齢50年を超える古樹、また、年間平均降水量が400~700mmと多いことから、伝統的なドライ・ファーミングによる自然な栽培。 これらの条件を備えるテロワールからは、果実味が鮮烈で自然な酸を持ち、凝縮感が高く、堅牢なタンニン、そして、ストラクチャーに優れたワインが生まれます。 |
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