Domaine Raisonドメーヌ・レゾンやぎと"つくる"ワイナリードメーヌレゾンは、2019年に初仕込みを行った、東に雄大な十勝岳を望む「北海道のへそ」中富良野の大自然にたたずむワイナリーです。人間と自然が共存できる環境でのワイン造りを目指して、畑ではヤギを飼育し→ヤギが草を食べ→排泄物を堆肥にして土に戻し→その土で育ったブドウを原料とする、こうした持続可能なエネルギーの循環「サスティナブル」を運営の中核に据え、ワイン造りに自然の力を活かしています。北海道の大自然の恵みを活かすため、ワイナリー、ブティック、カフェ&レストラン、ホテルでは極力環境に優しい資材を使用することを心がけます。また自社で飼育しているヤギで畑の除草を行ったり、発酵させたヤギの堆肥をブドウ畑に還元したり、地球環境の保護に努めながら、自然環境と共存をする会社であることを目指しています。 40haの広大な自社圃場を有し、そこで作られた原料ブドウを100%使用しワインを造ることを目指すドメーヌレゾンにとって、テロワールとはワインの品質を左右する大きな要素となります。北海道特有のテロワールと向き合い、本州では栽培の難しいドイツ系品種などと合わせ、冷涼な気候に適した12品種のブドウを栽培。そのブドウそれぞれの個性を最大限に引き出すため、 原料ブドウづくりにおいて、人の手を加えることを必要最小限にしています。冷涼な気候の北海道富良野エリアで育つブドウはしっかりとした酸を持ち、その酸味の生きた爽やかな味わいが特徴です。 <中富良野ヴィンヤード> 2016年春にレゾン北海道事業として着手し、中富良野町西中地区に造成、苗の植え付けがされた「中富良野ヴィンヤード」。東に広がる大パノラマとその中心に十勝岳を望む、西側南東向きの大変日当たりの良い圃場で、標高は270m。土壌は細粒褐色森林土で、かつて十勝岳が噴火した際の火砕流堆積物の影響を強く受けています。土壌中には噴火の際、液体マグマが粉砕されて微粒子になり、急冷されてガラス化したものがあり、天気の良い日は陽の光にキラキラと反射します。畑はやや土が痩せてはいますが、傾斜地のため水はけもよく、今後の土壌改良で期待できる畑です。 <富良野ヴィンヤード> 中富良野より南へ車で30分ほどの、空知川沿いに位置する「富良野ヴィンヤード」。標高は250mで、周りは東京大学演習林に囲まれた平地であり、垣根仕立てで南北に風が抜けるよう造成されています。畑のすぐ北側を空地川が流れ、富良野地区南部の流域に特有の、礫褐色低地土の土壌で、 有機物は若干多いものの礫も多く含んだ土壌なので、水はけと有機質の管理が大きなカギを握ります。斜面中心の中富良野ヴィンヤードとは、また違ったタイプの圃場でもあります。 |
ドメーヌ・レゾン Domaine Raison
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