パルマー・ヴィンヤードPalmer Vineyardロングアイランドの発展を黎明期から支え続けた老舗ワイナリーパルマーヴィンヤードは1983年にロングアイランドのリヴァーヘッドに設立した、ノースフォークで最も古いワイナリーの一つ。設立者のボブ・パルマーはロングアイランド出身で、1970年台にテレビ広告の世界で大成功を収めた人物です。当時サンフランシスコでも仕事をしていたボブは、周りの人たちからワインのイロハを叩き込まれました。 サンフランシスコとニューヨークでは、消費者のワインに対する温度差があることに気づいたボブは、ワイナリー経営に乗り出しました。自身はワイン造りには関わらず、優秀なブドウ栽培家や醸造家を雇うことにしました。ボブのミッションは、ワインを一部のワイン愛好家だけでなくすべてのレベルの人にワインの魅力を知ってもらうことでした。彼の持ち前のスキルとネットワークを使い、ロングアイランドのワインを初めてアメリカン航空やディズニー・ワールド、そして、マンハッタンの高級ステーキハウスなどに売り込むことに成功しました。 2009年にボブが死去した後は、バルマーヴィンヤードは売りに出されました。ワイン造りは続けていたもののしばらく買い手が、見つからない状態だったが、一緒にロングアイランド・ワインの一時代を築き、後継者たちにも恵まれたポーマノックが買収することで合意されました。 2006年から2017年までは、UCデービスでワイン醸造学を学びロバートモンダヴィでワイン造りを12年間経験したミゲール・マーティンが醸造責任者を務めました。現在は、ポーマノックのカリーム・マスードが醸造責任者を務めています。 |
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