ローラン・ポンソLaurent Ponsotローラン・ポンソの「こだわり」が詰まったネゴシアンモレ・サン・ドニのスタードメーヌである「ドメーヌ・ポンソ」に36年間携わってきたローラン・ポンソ氏が、ドメーヌを離れて立ち上げたのが、ネゴシアン「ローラン・ポンソ社」です。オフィスは、ジリー・レ・シトー村の産業地区に構え、このオフィス裏とコルゴロワンに熟成用の設備や、畑作業用の機器置場を持ちます。2018年1月には息子のクレメン氏が当主に着任しました。 ワインは、ローラン氏自身とクルティエのネットワークから質の高いブドウを購入して造られます。ブドウ、圧搾果汁、発酵果汁の状態で購入しますが、ごくまれに初期の樽に入った状態のものも含まれ、収穫直後にできる限り早くセラーに持ち込まれます。ワインになった完成品の状態や瓶詰直前のものを購入することは絶対しません。また、ローラン氏がドメーヌ・ポンソの頃から所有していた畑もあり、ローラン・ポンソ社が形式的にブドウを買い取る形で醸造しています。 ブドウは、所有畑、メティヤージュを含め、各アペラシオンの素晴らしい区画(農薬は使用せず、自然に忠実な耕作を続ける区画)で栽培されています。2016年ヴィンテージは、17のアペラシオンを造りましたが、2017年は20のアペラシオンに増やすなど、今後畑は追加していく予定です。ワイン造りにおいては、樽熟成にこだわっており、熟成のサイクルを尊重し、樽はあくまでも酸素に触れる役割と考えているので、新樽は一切使用しません。SO2の添加も最低限に抑え、必要ないと判断すれば添加は行っていません。 時代の先を行くハイテクな思考と伝統の融合ローラン氏がドメーヌ・ポンソ時代から貫く、伝統とハイテクの融合への探求は健在。すべてのブドウに関する過去の分析データを持っており、その他にも特殊コルクや、SO2の代わりとしての天然ガスの使用、「インテリジェント・ケース」による輸送中の温度管理、真正性の保護などがあります。さらに、2018年には、NFC(近距離無線通信)チップの使用によって、現地から消費者までのワインの温度変化が把握できるようになりました。すでに試作品が完成している赤ワイン、白ワイン専用の醸造タンクや未来的なラベル、ブルゴーニュでは珍しいパッケージデザインなど、多くのアイデアが詰まっています。 ファーストヴィンテージローラン・ポンソ社のファーストヴィンテージは、2016年。しかし、実は2015年も造っており、ローラン氏所有の畑で収穫されたブドウを100%使用している 「ドメーヌ」ワインがあります。ラベルには、「An Zero」の文字が特別に刻まれています。すべてのワインにキュヴェ名がついおり、基本的には白ワインには花の名前、赤は木の名前を付けています。これらは、ワインを飲む前にすべてローラン氏のインスピレーションで決めているそうです。ローラン氏は、先入観を持たず、飲み手に印象を創ってほしいことから、ワインの味わいなどのコメントは話しません。 こだわりの詰まったワインの数々は、ぜひ飲んでご体験ください! ※お召し上がりの際のご注意※ ・特殊なコルクを使用しています。スクリューを突き刺すことで抜栓しやすくなります。 |
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