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ドメーヌ・オー・モワンヌ

Domeine aux Moines

20世紀初頭、モンラッシェ以上に高い取引価格を付け、「世界中のワイン商が長年通っても僅かしか分けてもらえないという最高で貴重な白ワイン」として上流階級に認められていた実力派。なかでも長期熟成、10年程の熟成を経て真価を発揮するグラン・クリュ格が「ロッシュ・オー・モワンヌ」です。瀟洒に聳え立つシャトーで造られており、熟成したオールドとは言え、「値頃感」があるのがロワールの魅力です。

サヴニエールは熟成して味わいが変化します。若いうちはミネラルが豊かですが、数年経つとボディが強くなり、さらに10年以上寝かせると再びミネラルが顔を出します。飲み手の好みではありますが、是非、熟成したサヴニエールもオススメします。蜂蜜のような香りを持ちながら、ミネラル豊かなドライな口当たりには驚きを隠せません! 「こんなワインが世の中にあるのか!」という嬉しい驚きです。

サヴニエール最高峰「特級格」の生産地

ロワールの極上白ワインを生むサヴニエール。アンジェ市の西で、ロワール右岸沿いの小地区にあたります。生産量もごく僅かで、南仏のシャトー・グリエと並ぶ「極上の白ワイン」と呼ばれています。サヴニエールには多くのクリュがありますが、そのほとんどが山の頂上に位置し、斜面にある2つのクリュだけが特級格とされてます。それが、「ロッシュ・オー・モワンヌ」と「クーレ・ド・セラン」です。この2つのクリュを、5個のドメーヌが独占しており、とりわけ「ロッシュ・オー・モワンヌ」は、専門家からも最高評価を獲得し、世界中のワイン商が長年通っても僅かしか分けてもらえないという貴重ワインなのです。

クラシカルなワインを造り続けるラロッシュ家

「オー・モワンヌ(修道僧)」の名の通り、ドメーヌの基礎はサン・ニコラ・ダンジェの修道僧によって築かれ、1063年に最初のブドウが植えられました。その後フランス革命によって、畑と建物は民間の手に渡ります。現当主のラロッシュ家は、1967年からサヴニエール村でワイン造りを始め、1981年にこの「ロッシュ・オー・モワンヌ」最高の地にドメーヌを買い取りました。ドメーヌを運営するのは、ラロッシュ夫人とその娘です。所有畑は「ロッシュ・オー・モワンヌ」のみで、30haのアペラシオンのうち、8haを所有しています。

ビオディナミ、古樹からくる果てしない凝縮感

ブドウ樹も古樹になり、凝縮したシュナン・ブランが収穫されています。2009年よりビオディナミの認証を受け、テロワールを最大限に引き出したワイン造りも更なる高みに到達しようとしています。そしてサヴニエールの「クーレ・ド・セラン」、「ロッシュ・オー・モワンヌ」は、2011年に独立A.O.C.が名乗れるようになりました!

驚異的なシュナン・ブランができるまで

◆土壌:主にシストと砂岩。シストはミネラル分を多く含み、ワインに力強い芯を与える一方、日中の熱を吸収し、夜間に輻射熱を放出して畑を暖める。

◆収穫:手摘み。シュナン・ブランは同じ区画でも成熟度に差が出るので、熟したブドウから順に、通常5回に分けて収穫。

◆醸造:最高20℃で収穫ブロック毎に分けて発酵。一部バリック、通常はステンレスタンク使用。瓶詰は翌年6月、マロラクティック発酵は通常行わない。

ブルゴーニュのオールド、しかもグラン・クリュクラスだったら、とてもこの価格では味わえないことでしょう。ヴィンテージ違いの飲み比べもおススメです!

ドメーヌ・オー・モワンヌ Domeine Aux Moines

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ドメーヌ・オー・モワンヌ サヴニエール・ロッシュ・オー・モワンヌ 2020

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愛好家垂涎の的! 偉大な味わい生む特別な畑 グラン・クリュ昇格間近と言われる特別な畑“ロッシュ・オー・モワンヌ”。生産量も限られていることから、その価値は世界中のバイヤーや愛好家垂涎の的です。リッチな味わいと芯のあるミネラルが食欲をそそり、美しいバランスと長い余韻が楽しめる仕上がりで、まさに‟ロワールのモンラッシェ”と呼ぶべき偉大な1本です!
品種:シュナン・ブラン100% 白・辛口

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