ミニエール F&RMinière F&Rジャック・セロスの影響を受けた新星レコルタンミニエールは1919年にランスの北西、シャンパーニュ最北端のサンティエリー丘陵のエルモンヴィルにアルフレッド・ミニエールによって設立され、代々家族によって継承されてきたドメーヌです。ジャック・セロスでの修行を経て、ドメーヌを継承したフレデリックとロドルフ兄弟は、一時は父の反対を受けて断念したものの、2005年にそれまでネゴシアンに売却していたワインの元詰を決断。10年におよぶ努力の末、2015年に初めて自身のシャンパーニュをリリースしました。 新星レコルタンながら、ニューヨークの三ツ星「イレヴン・マジソン・パーク」や、ハーラン・エステートのオーナーが所有するナパの三ツ星「メドウッド」などで、一流シャンパーニュと肩を並べてオンリストされ、注目を集めています。 ミニエールではセロスから多大な影響を受けたワイン造りを行っています。樽発酵と樽熟成による醸造、 長期の熟成を経てもフレッシュさが維持できるよう、マロラクティック発酵は行わず、ノンヴィンテージのキュヴェでも最低5~6年、ミレジメに至っては最低10年あるいはそれ以上の長期の瓶内熟成を経てデゴルジュマンを行い、飲み頃を迎えてからリリースしています。ゆっくりと長く熟成することで、ワインが花開き、芸術的なシャンパーニュとなるのです。 また、サスティナブル農法で栽培されているピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエは1960年代から1970年代初めに植樹された古樹が主体で、接ぎ木していないリュー・ディも数区画あります。このため、収量は極めて低く、ドメーヌ全体の年間の総生産量は2万8千本という少なさです。 |
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