テルモンChampagne Telmont代々受け継がれるクラフトマンシップテルモンはヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のダムリーに本拠地を構える家族経営のエステートです。1912年に栽培農家だった初代当主、アンリ・ロピタルが自らのブランドでシャンパーニュを造ることを決意したことから、歴史が始まります。2代目のアンドレが畑を購入して、シャンパーニュ・ハウスを設立、1947年に3代目のセルジュが「シャンパーニュ・ド・テルモン」と名付けたブランドを確立しシャンパーニュの販売を始めました。現在は、4代目となるベルトラン&パスカル兄弟が家族の伝統を引き継ぎ、ベルトランが醸造長を務めています。 テルモンでは「生産プロセスの全行程が等しく重要」だと考え、年間を通してブドウの木を育てています。メゾンの価値観とエクセレンス(優秀さ)を追求し続ける姿勢に従い、伝統と持続可能性を融合するアプローチを採用しています。ブドウは一房一房手摘みで丁寧に収穫。技術を駆使して発酵、手作業でルミュアージュ(動瓶)を行い、⾧期間の熟成を経て極めて繊細なキュヴェが出来上がります。 マニフェスト「母なる自然の名のもとに」「無条件にテロワールに敬意を払うこと」が何よりも重要と考え、テロワールに配慮し、ブドウへの理解を高めるために畑に対する知識も深めます。これこそがテルモンのワイン造りの精神です。1912年の創業以来、勇気、謙虚、忠実という基本的価値観とともに受け継がれてきたものです。この命の絆を大切にするために、ブドウ畑にしっかりと根を下ろし、一つの強力なビジョンにコミットするシャンパーニュメゾンでありたいと考えています。偉大なワインは自然からの贈り物であり、大切に守るべきもの。ワインの豊かさと個性が、その一年を物語ります。その想いを胸に、最高のシャンパーニュを造り続けています。 未来へのヴィジョン「最もサスティナブルなシャンパーニュメゾンへ」2017年、テルモンは所有区画のオーガニック認証を獲得した最初のシャンパーニュメゾンの1つとなりました。2021年時点で、全体の45%に当たる35ヘクタールのブドウ畑がオーガニック認証を取得済み、または取得中です。ブドウ畑にオーガニックな手法を取り入れる計画と共に、その他のサスティナブルな取り組み(梱包の無駄を削減するギフトボックス提供の停止、輸送に航空機を使用しない取り組みを実践、非リサイクル透明ガラスをボトルに使用することを全廃など)を意欲的に行っています。 彼らの取り組みに賛同したレミーコアントローが2020年にシャンパーニュ・ド・テルモンの主要株主となり、2022年にはハリウッド俳優レオナルド・ディカプリオが出資者として参加しています。 テルモンは10年間の決意と努力の結晶として、初のオーガニック認証キュヴェ「レゼルヴ・デ・ラ・テール」を発売しました。彼らの目指す今後のヴィジョンは、テルモン・ドメーヌのすべてのブドウの木にオーガニック認証を取得し、2031年にはテルモンの全ワイン生産者パートナーがオーガニック認証を取得することです。 |
シャンパーニュ・テルモン Champagne Telmont
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