ルクレール・ブリアンLeclerc Briantエルヴェ・ジェスタンの手により再スタートを切った老舗ルクレール・ブリアンは、1980年代からいち早く有機栽培を取り入れるなど、「自然派シャンパーニュの元祖」とも評されてきましたが、跡継ぎがいないために2012年にアメリカ人投資家に買い取られることになりました。所有していた畑の一部は売却され、元々の形跡はほとんどなくなってしまいましたが、一部の畑を買戻し、新しい醸造所を建設して、再スタートを切りました。 醸造責任者には、かつてデュヴァル・ルロワの醸造責任者を務め、マルゲなど自然派シャンパーニュのコンサルタントをしてきたエルヴェ・ジェスタンが就任(オーナーも兼任)。新たな醸造所は彼の設計によるもので、ステンレスタンクにはすべてアースが設置され、電気を溜めないよう徹底。アンフォラ、ウッフ、ウッフ型アンフォラ、内側を金でコーティングしたバリックと、様々な設備が揃い、まさにエルヴェ・ジェスタンの実験場ともいえます。 自身がオーナーになったことで、エルヴェ・ジェスタンはルクレール・ブリアンでより一層実験的なシャンパーニュ造りを行っています。「醸造学校で習ったことでは偉大なシャンパーニュはできない。ルクレール・ブリアンでは今までの経験を活かしながら、それ以上の実験的なアプローチでワインを造っている」とは彼の言葉です。 一部のリザーヴワインでは、以前の所有者のワインが使われていた関係で、少しぼやけた印象でしたが、ついにすべてエルヴェ・ジェスタンの醸造によるものが入荷! デュヴァル・ルロワの時同様に、栽培から醸造まですべてを執り行った、集大成といえる究極のシャンパーニュです! |
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