ドラピエDrappierピノ・ノワールにこだわった、ナチュラリストの造るシャンパーニュ!ドラピエは、シャンパーニュの南端・ウルヴィルを本拠地とし、12世紀からある歴史ある造り手です。 ウルヴィルはおよそ1億4千年前のジュラ紀からの石灰石土壌が広がり、ブルゴーニュから伝来したピノ・ノワールに最適な土壌です。現当主ミシェルの祖父ジョルジュがこの地で初めて、ピノ・ノワールの栽培を開始し成功したことから、彼は「ピノの父」と呼ばれるようになりました。 シャルドネが高い酸度とミネラルに由来する硬質感をワインに与えるのに対して、ウルヴィルのピノ・ノワ ールは、完熟した果実のふくよかさ、骨格、時間経過と共に増していく深みを与えてくれるのです。 有機栽培ピノ・ノワールが主張する独特なアロマ畑では1989年から一切の農薬を使用しない有機栽培を実践しています。有機栽培が産む健全なブドウを収穫することによって純粋な果実の厚みが感じられます。 また、SO2の多大な摂取は人体にとって有害で、なにより果実本来の香りを台無しにしてしまうという考えから、極限までSO2を減らし、果実そのものをしっかりと感じさせる芳香をワインに与えています。その添加量は通常のシャンパーニュでは100mg/lを使用するところ、35㎎/lまで抑えることに成功しました。 収穫されたブドウは小分けにし、できる限り短時間でタンクに運びます。自然酵母を使ってゆっくりと発酵します。酸素を遮断するため圧搾機を発酵層の真上に設置したグラヴィティシステムの採用といった拘りによって、SO2無しでも果汁はバクテリアに侵されること無くワインへと変化していくのです。 ワインとして完成されるまでにゆるやかに(良い意味で)酸化していくことで、抜栓後、時間と共に力強く開きます。 特筆すべきはドサージュの少なさドサージュ、いわゆる「門出のリキュール」はシャンパーニュの味わいに大きな影響を与えます。味わいの甘辛度の表示に基づくリキュール添加量は決まっていますが、ドラピエはどの銘柄においてもドサージュの量が少ないのが特徴です。これはブドウの品質に対する絶対の自信を表しています。 そして使われるのは25年間樽熟成された、まろやかなリキュール。樽熟成することで蔗糖の甘さから自然で柔らかな甘味に変化していくため、ピノ・ノワールに良く馴染むのだそう。そうしてリキュールを添加されたシャンパーニュは柔らかくまとまりのある立体的な味わいに仕上がります。 初代がブドウ栽培を始めてから200年以上経ちましたが、これだけ実直にブドウ本来の旨味を感じさせてくれるメゾンは他に存在しません。有機栽培、極少量のSO2やドザージュにより、優しい、美しい味わいのシャンパーニュが出来上がるのです! |
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