ブッシア・ソプラーナBussia Sopranaテロワールを引き出した「味」で評価される実直な生産者世界的に著名な「バローロ」において、ブッシア・ソプラーナは新参の生産者です。設立者であるシルヴァーノ・カシラギが1992年に同地の僅かな区画ブッシアを得て以来、少しずつ畑を増やし、現在ではブッシアの中で最良と呼ばれるブッシア・ソプラーナの「コロンネッロ」と「ガブッティ」の他、モスコーニにも畑を所有し、クリュ・バローロを醸造します。有機栽培と、極めて細部にまでこだわってブドウ畑を管理。設立以来アグロノモを務めるフランコ・ドメニコとは、「環境的に持続可能であることは畑で作業する人間の安全の為、そして愛好家の方々が安心して飲んで頂く為に大切である」ことを共有し、それゆえ「持続可能な環境」を徹底させています。 バローロの早飲みが主流となり久しい中、ブッシア・ソプラーナは時代に逆らうようにワイナリーで熟成させたバローロをリリースしています。酸味のあるバランスの取れたワインを好み、現在はジュゼッペ・ザッティがエノロゴを務め、「品質は畑で作る」を信念に、きらびやかで派手なバローロでなく、品のある長熟なワインを造り込みます。後進のバローロ生産者というと、ラグジュアリーなイメージがつきまといますが、シルヴァーノ・カシラギは自身が理想に掲げる熟成バローロを世に出すために行動する努力家であり、ブッシア・ソプラーナはマーケティングや戦略ではなく、そのテロワールを引き出した「味」で現在の評価を勝ち得た実直なワイナリーなのです。 |
ブッシア・ソプラーナ Bussia Soprana
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