マルコヴィッチMarkowitschファルスタッフ4ツ星!カルヌントゥムが誇るトップ生産者ゲアハルト・マルコヴィッチが1990年に両親の畑を引き継ぐまでは、マルコヴィッチ家の畑は主に穀物や甜菜等を栽培しており、ブドウの栽培は少しだけでした。彼は改革を起こし、その畑をブドウ畑へと変え、短期間の間にオーストリアのトップワイン生産者の1人として認められるようになりました。今ではブドウ畑の面積は約39haにまでなり、オーストリアで一番影響力のある雑誌FALSTAFFファルスタッフでは、4ツ星を獲得、また1999年にはワインメーカー・オブ・ザ・イヤーの称号を授与しており、国内のみならず国際的にも高い評価を得ています。 カルヌントゥムのブドウ畑はゆるやかな丘陵地帯にあります。これらの丘にはそれぞれ独自の地質学上の歴史や、独自の解釈があり、それが独自の独特な風味をもたらします。ゲアハルトはカルヌントゥムで長年に渡り様々な土壌と様々なブドウ品種のワインを融合させ、素晴らしいキュヴェを造り出すことに力を注いできました。しかし、現在カルヌントゥムでは新しいプロセスが進行中で、今は個々の土地の特徴的なキャラクターを明確にする方法や、それらを純粋に表現する方法についても考えながら、ワイン造りをしています。 マルコヴィッチのブドウ畑の75%は赤ワイン品種、25%は白ワイン品種が植えられています。赤ワインではツヴァイゲルト、ピノ・ノワール、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、白ワインではグリューナー・ヴェルトリーナー、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランが多く造られています。2001年にはオーストリアで最も近代的なワイン醸造所の1つを建設し、その膨大なノウハウで現代のブドウ栽培の課題に対処できるようになりました。セラーは2階建てで、ワインは圧搾から発酵が完了するまでの最初の数週間は、主に地上階の冷たいステンレスタンクの中に入れられています。そのため微生物発酵の過程に鋭い目を向け、必要に応じて徐々に調整をすることができます。その後、ワインを地下のセラーに持ち込み、そこで1年から3年の間、一定の温度でワインを熟成させます。マルコヴィッチの目的は、カルヌントゥムのテロワールを彼のワインに生かすことです。ツヴァイゲルトなどの土着のブドウ品種の使用はもちろんですが、世界中で通用するように、国際的な品種も使用しています。 |
マルコヴィッチ Markowitsch
絞り込み