テルラーノTerlano深遠かつ長命な最高峰白ワインの生産者極めて長熟なワインを醸すテルラーノの歴史は、南チロル地方がワイン産業において、オーストリア・ハンガリー帝国の宝石と呼ばれていたころにさかのぼります。テルラーノはオーストリア・ハンガリー帝国領時代の1893年に24軒の栽培農家によって設立されました。その後120年以上を超える歳月の中、優良な栽培家のみをコーポラティボのパートナーとして迎え入れてきました。 高品質で長熟なワインを醸し出すという理念を貫いたセバスチャン・ストッカーの意志を継ぎ、現在は若き天才醸造家、ルーディ・コフラーとクラウス・ガッサーを中心に運営されています。ピノ・ビアンコ・ヴォルベルグ、ソーヴィニヨン・クオルツは、ほぼ毎年ガンベロ・ロッソ誌にてトレビッキエーリを獲得、アイコンとなるテルラーネル・プリモ・グラン・キュヴェは、白ワインでありながら、ジェームズ・サックリングによる評価で97pt.を獲得しています。イタリア国内外からの高い評価を得ながら、欧州最高峰のワイナリーとして確固たる地位を築いています。 世界的にも珍しい石英斑岩土壌南チロル地方は地質学的に、東アルプス、南アルプス、ペンニンアルプスの3つの地域に大きく分けられ、テルラーノが位置する南アルプス地域は、ブリクセンからボーツェン、ドロミテまでに及びます。テルラーノは町全体がひとつの石英斑岩(Quartz Porphyry)という火山岩の岩盤で構成されています。火山の噴火により一部が溶融し圧縮されてできたイグニンブライト(溶結凝灰岩)や礫岩、凝灰岩、溶岩流などから成り立っています。南チロル地方の中でも特にテルラーノの町にのみ見られ、世界的にも非常に珍しい土壌なのです。この鉱物度の高い石英斑岩土壌が、テルラーノのワインに塩味さえも感じる強いミネラル、複雑さや緻密さとストラクチャーを与え、他に類を見ないテルラーノ独自の長熟なワインを生み出します。 |
テルラーノ Terlan
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