コスタリパCostaripaイタリア最優秀醸造家が担うワイナリーコスタリパは1936年に設立され、「急斜面の湖畔」という意味を持っています。ロンバルディア州の州都ミラノからヴェネト州に向かう途中、観光地として名を知られるガルダ湖畔にあるモニガ・デル・カルダの小さな村で、イタリア最高峰ロゼの産地という歴史と名声を誇ってきたワイナリーです。現在は3代目当主にして栽培醸造家を務めるマッティア・ヴェッツォーラ氏が運営を担っています。マッティア氏はイタリアで唯一無二のEffervescenza(エフェルヴェツェンツァ=泡)の天才として知られ、最優秀醸造家に5度輝いています。2019年にはガンベロ・ロッソ誌がコスタリパから生み出されるロゼが素晴らしすぎて「ベストロゼ賞」を創設するほどの好評価生産者で、世界中から高い評価を受け続けています。 最上のワイン造りのための樽発酵・樽熟成マッティア氏は、ブドウの酸と糖が完璧なバランスに到達するタイミングを見極める、特別な才能の持ち主であることで有名です。アルプス山脈からの冷涼な気候と、ガルダ湖畔の豊富な日照の恩恵を受ける、優れたテロワールを最大限に引き出すため、ワイナリーではブドウが全て手摘み収穫され、厳しく選果が行われています。収穫後はイタリアで3社のみが採用している「ラクリマ方式」という技法で、ブドウを無理に圧搾するのではく、自然な圧力で涙のように滴るフリーラン果汁を得ています。その後、最上のワイン造りのため、フランスのトップ生産者に引けを取らない8カ月間という長い樽熟成が行われ、まずワインとして100%の完成度に仕上げています。またコスタリパのスプマンテは、瓶内熟成期間をノンヴィンテージで24~30カ月、ミレジムで54~60カ月とフランチャコルタも凌ぐ長期間規定を定めているため、きめ細かくクリーミーな泡が造り出され、ドザージュは5g/Lと極少量に留められています。 |
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