シャンパーニュの次世代を担う新世代醸造家、ラファエル・ベレッシュ

モンターニュ・ド・ランスで標高が一番高い格付け一級リュード村で、1847年より続く家業を継いだ5代目ラファエル・ベレッシュは1982年生まれの新世代。伝統手法の良い所を守りながらも、「自然」「テロワール」という新しい流れを取り入れる若者らしい柔軟な感性を持ち合わせ、世代、産地を超えた志の高い生産者と多くの交流を持ち、影響を受けています。年々成長が著しく、次世代を担う若手ヴィニュロンとして現在最も注目されている一人です！

一般的には培養酵母にて1週間程度で終わらせるアルコール醗酵ですが、ベレッシュは天然酵母で1～1.5カ月かけてじっくり香りを引き出し、澱と共に長いリー・コンタクトを行いベースとなるワインをしっかり造る事に注力し、マロラクティック発酵は一切行いません。

畑においては2004年より全てビオロジック農法（一部ビオディナミ）で、規定よりはるかに低い収量に留めています。伝統的にベレッシュでは樽を使用し、ぶどうのポテンシャルを見極めながら、「DRC」「ピエール・イヴ・コラン・モレ」などから譲り受けたバリックや、デュミ・ミュイなどを使い分けています。瓶熟成には微量な酸素交換による効果があるということから、王冠ではなくコルクで行うなどのこだわりを持っています！