ドメーヌ・ピエール・ダモワPierre Damoyシャンベルタン・クロ・ド・ベーズの最大所有者!シャンベルタン・クロ・ド・ベーズの最大所有者として知られるピエール・ダモワ。所有する11haの畑にはシャペル・シャンベルタンとクロ・ド・ベーズの2つのグラン・クリュのほぼ半分、そしてシャンベルタンの極上の区画が含まれており、所有する区画の75%はグラン・クリュというから驚きです。 ドメーヌの創業は20世紀始め、ジュリアン・ダモワがジュヴレ・シャンベルタンに土地を購入したことに始まります。当時はネゴシアン業務もしていました。1930年中頃に、村名畑クロ・タミゾの隣に現在のドメーヌである住居兼醸造所(クロ・タミゾ)を購入しました。1941年、ドメーヌ・ピエール・ダモワを発足させたのは2代目息子のピエールです。1971年にはピエールの息子ジャック・ダモワがドメーヌを継承します。しかしながら、3代目ジャク・ダモワの時期、ワインは軽いスタイルとなり、名声にかげりが出始めます。そこで登場したのが4代目、甥のピエール・ダモワ。彼こそ改革者で、今のピエール・ダモワの名声は彼が築いたといっても過言ではありません。 遅摘みが特徴のジュヴレ・シャンベルタン栽培方法の基本は「リュット・レゾネ」。除草剤や化学肥料を使わないことで大地の本来の力を活かし、剪定とグリーンハーヴェストなどによって収獲を抑えることで、ブドウ自体の品質の向上を図り、果実味溢れる芳醇で力のあるスタイルになりました。代々に渡ってジュヴレ・シャンベルタン村の銘醸畑を所有しており、非常に樹齢の古いブドウ樹に恵まれています。特に単独所有しているジュヴレ・シャンベルタン・クロ・タミゾは平均樹齢約70年以上と高い樹齢を誇ります。 ピエールの特徴はルソーと対照的、かなり遅く収穫すること。曾祖父によって1920年代に植えられた古樹からはかなり質の高いブドウが出来ます。それを完全に熟した状態にするため遅めに収穫しています。遅い収穫により酸はあまり高くないから、果梗は多くいれすぎないように注意しているそうです。そのためダモワのワインは全体的に色が濃いめです。ブドウは樹になった状態で選別され、更に選果が行われます。新樽比率は高めでACブルゴーニュで30%、結果、1992年から継承、早くも95年から評価は高まり始めました。 長くアメリカに輸出されることが無かった為、パーカーなどに取り上げられることがありませんでしたが、間違いなく要注目のドメーヌです。 |
ピエール・ダモワ Pierre Damoy
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