クロスター・エーバーバッハ醸造所Kloster Eberbachラインガウの中枢的役割を担う醸造所12世紀にシトー派の修道院が畑を開いて以来、ラインガウの中枢的役割を担う醸造所で、ラインガウ流域に5つのドメーヌを所有しています。運営の核となっているのがエーバーバッハ修道院で、12世紀に始まったワイン造りを900年以上にわたって受け継いでいます。1918年以降はヘッセン州に属し運営されていましたが、1998年には財団法人となって醸造所も完全に独立運営されることになりました。シュタインベルガーを始めとした著名な畑をラインガウ各所に合わせて197ha所有し、ドイツ最大規模となっています。栽培されるブドウは85%がリースリング、10%がシュペートブルグンダーで、他の醸造所の手本となるべく高品質のワインを生産しています。 ビスマルクが半分を買ったと言われている1893年のシュタインベルガーカビネット (Cabinet)にも使われていた鷲のマークをあしらった独特なラベルは、世界中で多くのワイン通の信頼を得ています。1995年からラインガウのフルートボトルに詰められ、新しいラベルに変わりました。現在ドイツワインの等級として使われるカビネットという言葉は、クロスター・エーバーバッハのカビネットセラーから生まれました。伝統的な歴史のある畑と優秀なスタッフが造り上げるワインは、いずれも熟成させることを前提としているドイツを代表するリースリングワインです。また、ハッテンハイムの近くにあり、この醸造所によって管理されているエーベルバッハ修道院は、1135年に設立されて以降、何の損傷もなく残されています。2008年には新しい醸造所が完成し、近年さらに品質が向上しています。 |
クロスター・エーバーバッハ醸造所 Kloster Eberbach
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