プリューレ・ロックDomaine Prieure-RochDRCが好きならぜひ♪ 花束のような香りが素敵!1989年、ニュイ・サン・ジョルジュ村に作られたドメーヌ。このドメーヌの誕生はワインファンの敬意を集めるDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ)の存在なしには語れません。DRCがそれまでドメーヌ・マレ・モンジュから借り受けて耕作していたロマネ・サン・ヴィヴァンの畑を買収する為に自社の所有区画のいくつかを売りに出しました。 そのDRCが売り出した区画をマダム・ビーズ・ルロワの甥にあたるアンリ=フレデリック・ロックが購入してこのドメーヌは誕生しました。また92年アンリ=フレデリック・ロックはDRCの共同経営者にもなっています。 もともとワイン業界ではないロック氏が、ヴォーヌ・ロマネ村にあるブドウ園に足を踏み入れた時、「体中の血が騒ぎ始めて、何か込み上げてくるような熱いものを感じた」といいます。彼は当時知らなかったのですが、その畑は彼の祖父が過去に所有していた畑でした。 これがきっかけでワイン造りを始めたといいます。クロ・ゴワイヨットというこの畑は、コンティ公の時代からある由緒ある畑で、現在ロック氏の所有モノポールであり、大人気のアイテムとなっています。 60年代のロマネ・コンティの味を再現したいと意気込む自然派生産者で、ワインというカテゴリーの中で別空間に存在する異端児のように思われがちでしたが、これが究極のワイン造りであることは間違いありません。 淡い色合いや軽やかなタッチ、これぞブルゴーニュの醍醐味!ビオロジック(Triple"A"所属)。除草剤などの農薬や化学肥料は一切用いず、必要に応じて有機肥料(ブドウの樹と自らのワインを発酵した時の搾りカス、牛糞などを寝かせたもの)を最低限用いています。草取りや収穫などは機械に頼らず、人の手によって行われています。 ブドウの選定は収穫の際にも、醸造所でも行います。ワインは天然酵母によって造られ、92年より亜硫酸の使用も廃止。皮が厚くて果汁の少ない古樹のブドウを好みます。 ロックのワインは、一切シャプタリゼーション(補糖)を行いません。北の産地であるブルゴーニュでは補糖によりアルコール度数を上げることは多くの造り手が行っていることですが、このドメーヌでは夏の涼しい年であっても、その年の姿をそのまま表現することにこだっています。 淡い色合いや軽やかなタッチと全房発酵の華やかな香り…。これこそがブルゴーニュなのです。 DRCに見紛う素晴らしいロックのワイン! 香りが開いてくると味わいや余韻が他の生産者のワインとは全く別物、すごいなぁ…。 すごく良いワインは、熟成してこそ本領発揮といいますが プリューレロックは若くても美味しく飲めるワインを目指しています。 |
プリューレ・ロック Domaine Prieure Roch
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