シュロス・ゴベルスブルク　リード・ハイリゲンシュタイン　1級　カンプタール　リースリング　2017

カンプタールのリースリングの真髄を体現する一本

シュロス・ゴベルスブルクは、遅くとも1171年以来カンプタールでワインを生産する、現存するオーストリア最古ワイナリーのひとつです。1994年から現オーナーであるミヒャエル・モースブルッガー氏が60年リースで借り受けて運営。ファルスタッフでは4ツ星に格付けされており、2019年にはWine ＆ Spirits誌「世界の100ワイナリー」にも選出されました。

シングルヴィンヤードのハイリゲンシュタイン畑はハイリゲンシュタインの丘に点在する主にリ ースリングを植えているテラス状の畑です。この丘はランゲンロイス村のランドマークです。土壌は泥岩、花崗砂岩、有機物の堆積物で出来ており、この畑の中には、ゴベルスブルクの畑の中でも最も古い畑があります。

エキゾティックな果実や芝生の葉、洋梨の香りに加え、胡椒を思わせるスパイシーなニュアンスが特徴的。突き刺すような快活な酸味と幾重にも重なるブドウのエキス分の甘みが調和し、なめらかな舌触りと上品さを兼ね備えています。非常に長いピリッとした余韻が続き、カンプタールのリースリングを体現する一本。長期熟成にも適した優れたワインです。