ヨハネスホーフ・ライニッシュ　ピノ・ノワール　グンポツキルヘン・アルテ・レーベン　2020

重層的なアロマを放つ優美なピノ・ノワール

ヨハネスホーフ・ライニッシュは、気候や土壌がブルゴーニュに似ていることから、オーストリアのコート・ドールとも呼ばれているテルメンレギオン地区の一角に存在します。あくまでも地元特選品種にこだわり、素材の力を最大限に引き出せるよう、伝統を守りつつ、現代手法も取り入れた醸造方法を行っています。

グンポルツキルヒェンとグントラムスドルフの間にある南東向きの長い斜面の畑「グリレンヒューゲル」。石灰質を含むローム質と砂礫の土壌にはさまざまな種類のピノ・ノワールの樹が植えられています。25％は全房のまま木製発酵槽で14日間マセラシオンと発酵を行い、50%は使用済み大樽、50%は使用済みバリックで14カ月熟成します。

トリュフのニュアンスに始まり、ラズベリーやクランベリー、スパイス、ほのかにタバコが混じる重層的な香り。繊細なチェリーの果実味とフレッシュな骨格が口内を満たし、エレガントでデリケートなタンニンが長く印象的な余韻へと導きます。

※抜栓後、還元香が感じられる場合がありますが、グラスをよく回していただくと離れていきます。抜栓して2～3日経つと、複雑味も加わり、より一層美味しくお召し上がりいただけます。