豊富なミネラルとコクのあるバランス抜群の白

ゼッキンガーは2012年に設立されたファルツ州ニーダーキエヒェンで最も若いワイナリーです。グラン・クリュ相当の区画が多く残るポテンシャルを秘めたこの地で、畑における生物多様性を守り、ビオディナミ栽培で造られるブドウからエネルギッシュなワインを生み出しています。

ダイデスハイム村の樹齢40年のヴァイスブルグンダーを使用。全房のままプレス後、70％をステンレスタンク、30％を木樽(1200～2700L)で、SO2を添加せずに翌年6月までシュール・リーで熟成。ノンフィルターで、瓶詰め時に10mgのSO2が添加されます。

黄リンゴやマンダリンオレンジなどのジューシーでコクのある果実、上質なスパイス、石を思わせるミネラルと、かすかにスモークのニュアンスが混じり合います。リッチですが決して重くなく、豊富なミネラルと繊細でジューシーな後味が心地よく続くバランスの良い1本です。