ゲオルグ・ブロイヤー　リューデスハイム　ベルク・ローゼンエック　リースリング　トロッケン　2015

「最もエレガントなスタイル生み出す特級畑」特別蔵出しリースリング

ゲオルグ・ブロイヤーは、辛口へのシフト、格付けの廃止、徹底した低収量による畑名の意味付け、カルタ同盟など、現在のドイツワインが再び世界を駆け巡るその道筋をしっかりと示した、素晴らしい功績を誇る造り手です。

こちらのベルク・ローゼンエックは、「バラの石垣」という意味を持つリューデスハイム村の銘醸畑です。畑の周りにはその名の通りバラの花が多く植えられており、これはバラがブドウの樹より病害に弱く先に枯れるため、畑に異常が起きた時のサインとなるから。土壌は珪土と少し赤みを帯びた紫色の粘板岩が黄土に多数混ざった複雑な土壌です。他の畑よりも標高の高い場所に位置するため収穫が遅く、その分ブドウは冷気にさらされ、最も酸がきれいでエレガントなワインが出来る畑だと言われています。

凝縮された贅沢な果実、火打石の鮮烈なミネラル感、僅かに長期熟成からくるカラメルのニュアンスを感じる、複雑で緻密しかし非常にクリアな味わい。塩味のある余韻が非常に長く続きます。飲み頃を迎えてからリリースされる蔵出しワインで、もちろん今飲んで楽しんでいただけますが、更なる熟成の期待もできるポテンシャルの高い逸品です！