土着品種を使用したフローラルでスパイシーな1本

父の急死によって18歳の若さでワイナリーを継ぐことになったゲアハルト・ピットナウアー。彼の造るワインは、土着品種のブドウを使い、テクニックにこだわりすぎず、新樽を使わない「Down to Earth」スタイルです。2014年にはワインメーカー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれました。

ピッティはピットナウアーの醸造するワインの中で、一番カジュアルなラインナップです。鉄分豊富な赤い小石、砂の軽い土壌及び腐植土を豊富に含む肥沃な黒色土、石灰岩などを含む多彩な土壌のノイジードラーゼーの複数区画のブドウが使用されています。発酵・熟成共にステンレスタンクで行われ、発酵には天然酵母を使用。熟成期間は12カ月間です。

熟したブラックカラントとほんのりとリコリスのニュアンスを感じるフローラルでスパイシーなアロマがあり、豊満で柔らかい口当たりです。酸は穏やかで、こなれたタンニンがフィニッシュをを引き締めています。