3つの銘醸畑から造られる最高級リースリング

ヒルツベルガーは、オーストリアの権威あるワイン誌ファルスタッフで最高ランクの5ツ星に格付けされるワイナリーです。ヒルツベルガー家は5世代に渡ってこの地でブドウ造りをし、現在所有する畑には13世紀からブドウの樹が植えられてきました。今日、設備は近代化されましたが、今なおヴァッハウとヒルツベルガーの伝統に基づきワイン造りを行っています。

こちらのワインは、ヴァッハウ地方のセッツベルク、ホーフライン、シンガーリーデルの3つの銘醸畑のブドウを使用。セッツベルクは片麻岩が風化した土壌で、北から冷たい吹き下ろしの風が吹き込むテロワールによって、ミネラリーで核果のニュアンスを持つリースリングが生まれ、ホーフラインは風化した土壌が砂状のロームの薄い層に覆われており、ここのリースリングは繊細でミネラリーそしてフルーティーです。急斜面のシンガーリーデルは、片麻岩と花崗岩に鉱石を含むミネラル分を非常に多く含む土壌であるため、ワイナリー内でも最高のリースリングを生み出します。

パッションフルーツとレモンの皮の香りに、ほのかにモモの香りがします。味わいは、溌剌とした酸とフレッシュでいきいきとしているストラクチャーがあり、リースリングらしい柑橘果実のニュアンス。心地よい余韻があり、フィニッシュには蜜っぽいとろみも感じられます。