シュロス・ゴベルスブルク　リード・レンナー　1級　カンプタール　グリューナー・フェルトリーナー　2016

深いミネラルと多層の果実味を感じる優雅な一本

シュロス・ゴベルスブルクは、遅くとも1171年以来カンプタールでワインを生産する、現存するオーストリア最古ワイナリーのひとつです。1994年から現オーナーであるミヒャエル・モースブルッガー氏が60年リースで借り受けて運営。ファルスタッフでは4ツ星に格付けされており、2019年にはWine ＆ Spirits誌「世界の100ワイナリー」にも選出されました。

“レンナーはカンプタールの銘醸畑“ハイリゲンシュタイン”の東に並び立つやや小ぶりの丘“ガイスベルク”の麓に広がる畑です。原生岩をレスが覆う二重土壌構造は上質なグリューナー・フェルトリーナーを生み出します。柔らかくエレガントながら、樹齢平均55年以上の古樹であるため、ワインに特別な個性を与えます。

繊細なアニス、アプリコット、ミラベルの香りに上質なタバコのニュアンス。古樹由来の柔和で深いミネラル感と多層的な果実味が広がり、長い余韻が続きます。エレガントで優しい味わいは、バターや生クリームを控えた野菜料理、魚介類、白身の肉、和食全般とよく合います。