偉大なテロワールが要約されたベーシックキュヴェ

世界の著名ジャーナリストやマスター・オブ・ワインの世界で「世界最高の醸造家」の1人と称されるマルセロ・レタマル。2010年、チリ最北端のエルキ・ヴァレーに自らのドメーヌを構え、アルコウアス村がもつ「世界に類のないテロワール」から、ローヌの偉大なワインに比肩する「奇跡の赤ワイン」を生み出しました。

こちらは、ブレンドスタイルで造られるベーシックキュヴェで、ワイナリーのラインナップの中でカリニャンを使用した初めてのワインです。トップキュヴェのルーに比べて熟成期間はより短く、若いうちから楽しめるように造られています。ワイン名であるグルースは南天に輝く星座「鶴座」を意味し、ラベルには神の世界から魂を運ぶ鳥「白鳥座」が描かれています。

赤系や黒系の果実に様々なハーブやスパイスの香りが混じる非常に複雑なアロマ。味わいの中心には塊のようなミネラルの芯が感じられ、しっかりとした酸をもつ引き締まった印象の筋肉質な仕上がり。いきいきとした躍動感と、瑞々しい果実の余韻が長く残ります。

ベーシックキュヴェながら「特別なテロワールの偉大性」がギュッと要約されたような、壮大な世界観を感じる1本です！