ラファエル・パラシオス　ロウロ　2023(スペイン×ロワールフェア2025)

力強さとエレガンスを兼ね備えたエントリーキュヴェ

パラシオス家はスペイン・ワイン界を築いた名ドメーヌです。アルバロ・パラシオスは「レルミータ」でプリオラートを世界に広め、甥のリカルドと共にビエルソでメンシアの魅力を発掘。末っ子のラファエル・パラシオスはバルデオラスでゴデージョを世に送り出し、ルフレーヴやMWの醸造家たちをも魅了し、世界の白ワインの造り手に衝撃を与えました。

各誌で度々90点以上を獲得しているエントリーキュヴェ！　ロウロはガリシア語で「金髪」を意味し、その色調にちなんで名付けられました。平均樹齢25年のゴデーリョ主体でトレイシャドゥーラをブレンド。発酵前に4時間のスキン・コンタクトを実施し、培養酵母を加え、ローストの強いノルマンディ産大樽（35hL）で17℃で発酵。発酵後は4カ月間シュール・リー熟成し、週1回バトナージュを行います。

白い花や柑橘オイル、桃、リンゴ、砕いた岩のニュアンスに、生き生きとした酸と軽やかなフェノールが調和し、活力を感じます。ほろ苦いミネラル感が広がり、ジューシーで冷涼感と緊張感が持続します。力強さとエレガンスを兼ね備えた、奥行きのある味わいです。