ラファエル・パラシオスRafael Palaciosパラシオス家はスペイン・ワインの歴史を築いた名門ワイナリーです。ラファエル・パラシオスは、伝説のプリオラート「レルミータ」を世界に広めたアルバロ・パラシオスの実の弟です。ガリシア地方のバルデオラスのゴデーリョを世に出し、世界の白ワインの造り手に衝撃を与えました。 ラファエル・パラシオスはボルドーや、オーストラリアのペンフォールズなどで約4年間の修行を経て、スペインに戻ります。ラファエルは知名度の低いルエダやリアス・バイシャスといったDOに目を向け、各地で学んだワインの醸造の知識を駆使して伝統品種のワイン造りに注力しました。彼が初めてリリースした白ワインはビウラ種を用いたリオハのワインで、初リリースにして多くの高い評価を獲得しました。 2004年にはバルデオラスで土着品種のゴデーリョが植わる成熟した畑を地元の農家から購入し、新たにプロジェクトを開始。風化した花崗岩と石英片岩(quartz schists)の混じる砂質土壌の段々畑で、オーガニックとバイオダイナミックスを実践している。32区画の24.5haの畑に、株仕立て(ゴブレ)で栽培されるゴデーリョは低収量。pHが低く、酒石酸の多さがフレッシュ感を生みます。 2018年6月にリオハで開かれたマスター・オブ・ワインのシンポジウムにて、サム・ハロップやエラン・ピックらワインメーカーのMWが、ラファエル・パラシオスに称賛の言葉を寄せていました。そしてブルゴーニュの白ワイン最高峰のひとつドメーヌ・ルフレーヴの故アンヌ・クロードに「まるで私のピュリニィ・モンラッシェだ…」と言わしめたのです。 さらに、トップキュヴェのソルテ・オ・ソロ(Sorte O Soro)2020は、ワイン・アドヴォケイト100点を獲得。スペインの白ワインで3番目の100点獲得となりました。ブルゴーニュのトップドメーヌやMWが称賛する、スペインワイン愛好家垂涎の逸品です。 |
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