ミネラルに富む熟成ムルソー

ミネラルがビシッと一筋、背骨のように支えるムルソーで知られるフランソワ・ジョバール。息子アントワンヌの時代にはいり、ドメーヌ名もアントワンヌ・ジョバールとなりました。

レ・ティエは斜面上部標高は320m～340mという、冷涼な気候の畑で、南向き斜面の日照条件の良い区画です。土壌は軽く丸い小石が多く見られ、白色泥灰岩の上をごく薄い土が覆っています。斜面上部に位置するため、数ある村名ムルソーの中でもひときわミネラルの強いワインが生まれます。

果実よりしっかりとしたミネラルが印象的なこちらのワインは、フローラルなアロマにレモンバーム、そしてほんのりと蜂蜜のニュアンスが感じられます。シャープな酸味にしっかりしたミネラル感を特徴とする厳格な味わいのムルソーです。