エレガントで品格のある魅惑的なグラン・クリュ

フィリップ・パカレはボージョレ出身で、代々続く栽培・醸造家の家系で育ち、自然派ワインの父故マルセル・ラピエールを叔父に持つ家系です。ブルゴーニュ・ディジョン大学で醸造学を学んだ後、2年間自然農法団体で働き、1991年からはヴォーヌ・ロマネの一流生産者プリューレ・ロックの元で10年に渡って醸造責任者を務めました。

ロマネ・コンティ社の醸造長に誘われる程の作り手ですが、自分の信念を持ったワインを造りたいとその座を蹴って2001年に自身のネゴシアンを立ち上げ、初ヴィンテージをリリース、現在に至ります。

最新の2015年ヴィンテージは記憶に残るほど乾燥した年でした。パカレは「自分にとって最良ヴィンテージのひとつとなるだろう」と語っています。

特級畑エシェゾーは平均樹齢45年。南向きの区画から造られます。赤い果実のいきいきとした味わいが広がり、詰まったタンニンによる硬さがありながらも、エレガントな風味です。複雑な余韻に魅了される、品格のある素晴らしい逸品です！