ほどよく豊かで厚みがある高名な1級畑

1814年創業のネゴシアン「J・モロー・エ・フィス」の5代目クリスチャン・ モローが息子とともに2002年に立ち上げたドメーヌです。シャブリの第一人者としても知られており、シャブリでは少ない手摘み収穫や樽を使用した醸造を行っています。2019年のメイユール・ヴァン・ド・フランスでは1ツ星を獲得しました。

ヴァイヨンはシャブリを代表する1級畑のひとつです。畑はシャブリ村のスラン川左岸にあり、南～南東向きの素晴らしい立地にあります。平均樹齢は56年。土壌はシャブリ特有の海産物の化石を多く含むキンメリジャンの泥灰土で構成されています。65％をステンレスタンク、35％を樽で6カ月間熟成させています。

カリンや熟したレモン、ミネラルを思わせる風味と樽のニュアンス。キレのある辛口タイプのシャブリとは違った、ほどよく豊かで厚みがあり、それでいてシャブリのアイデンティティを主張するミネラル感や酸の伸びやかさを備えたスタイルに仕上がっています。