フランソワ・カリヨン　サン・ロマン　コンブ・バザン　ブラン　2020

酸が生き生きとしたミネラリーな1本

ルイ・カリヨンといえば、ルフレーヴやソゼと並ぶピュリニィ・モンラッシェ屈指の造り手で、ブドウ栽培農家としての歴史は1632年まで遡るという、由緒正しき家柄です。先代ルイの引退に伴い、2010年にドメーヌは兄弟ふたりの間で分割され、次男のフランソワが起こしたドメーヌがフランソワ・カリヨンです。2014年には「La Revue du Vin de France」にて、ブルゴーニュで最も偉大な50ドメーヌに選出され、ますます注目を集めています。

サン・ロマンは入り組んだ谷と多様な斜面の向きが特徴で、泥炭岩に石灰岩の層が入った、「サン・ロマン石灰岩」と呼ばれるこの地区独特の母岩を持ちます。

白い花や柑橘系の果実を思わせるアロマ、そしてサン・ロマン独特の石灰岩によりもたらされる生き生きとした酸とピュアなミネラル感が口の中に広がります。